2013年4月27日土曜日

Canon PowerShotNの続き

PowerShotNの続き。

前回、PCの専用ソフトは使わないと言ったけれど、ファームウェアのアップデート等を
考えると使ったほうがいいと思い、CameraWindowだけ入れることにした。

今回は、送信周りを少し掘り下げて見ていこう。




CameraWindowを入れる

PowerShotNに同梱されているCDを使って入れる。特に困ることはないはず。
インストールするソフトウェアを選択できるので、自分の場合はCameraWindowだけ入れることにした。

インストールする途中で、カメラを接続しろといわれるので従う。
そうして表示される画面がこれ。


表示されているように、PowerShotN内の写真を取り込んだり、削除や写真のロック(削除禁止機能)などができる整理、
そしてウェブサービスを設定できるカメラ設定を選べるようになっている。


カメラ内画像の取り込み

未取り込みの写真をすべて取り込むか、自分で選択した写真を取り込むか、すべて取り込むかを選べる。
選択した写真を取り込む場合、次の画面に切り替わる。

画面の構成はわかりやすいだろう。シンプルだ。写真を選択するだけでなく、回転もこの場でできる。
その他、未転送や撮影日などの条件で写真を絞り込む(フィルター)ことができる。
左側のツリー表示がそうだ。


カメラ内の写真を整理する

画面の構成はほとんど一緒だ。

異なるのは、プロテクトボタンや削除ボタンが代わりにあるということだ。


ソフトウェアの設定

どの画面からでも、右上の歯車ボタンをクリックすれば表示される。
このCameraWindow自体の設定だ。

全般

取り込み

カメラ

あくまでPowerShotNをPCにつなぎ、PCへと直接取り込む場合に最適にフィットして使えるソフト、
それがPC版CameraWindowだ。
すでに使いやすい写真管理ソフトがあればそちらを使っても全く問題ない。
が、次のポイントだけはこのCameraWindowでやらなければならない、必須で便利な設定だ。


ウェブサービスを設定する

一番最初の画面でカメラ設定をクリックすると、ウェブサービスの設定をするかどうかの選択肢が出る。
そのボタンをクリックすると設定画面に飛ぶのだが、その前にCanon Image Gatewayのログイン画面が表示される。
無料で会員登録して利用できる写真管理のサービスだ。
自分は昔CanonのPowerShotを持っていた時に登録しておいたのでそのアカウントでログインした。

一度もウェブサービスを設定していない場合、最初にこの画面が表示される。

Canon Image Gatewayをはじめとして、メールはもちろんのこと、Facebook、Twitter、Youtube、そして
サーバー経由転送というものが選べるようになっている。
ログイン画面でログインしておけば、Canon Image Gatewayは最初からチェックが入っているはず。設定は完了している。
その他は編集ボタンをクリックして編集画面に入り、それぞれ適切に設定することになる。
Facebook Twitter YouTube
メール メール続き サーバ経由転送
わかってはいたことだが、Picasa(Google+写真)は存在しない。Picasaが連携出来れば
素晴らしく使いやすかったのだが・・・残念である。
まあCanonとしては同サービスのCanon Image Gatewayを推したいはずだから当然か。

今回はメールとサーバ経由転送を設定した。これによりメール送信で写真を取得できるのと、
自動的にCanon Image Gatewayにアップロードされる。

サービスの設定が終わったら完了ボタンを押す。すると次の画面に切り替わる。
また、一度でも設定したことあれば、CameraWindowの最初の画面からは次回からはすぐにこの画面が出てくる。

この画面で右下にあるWebサービスの編集ボタンをクリックすれば上と同じウェブサービスの一覧画面が表示される。


カメラ側の操作

PowerShotN側でやることは、前回でも触れたようにまずは再生ボタンを押して再生画面を表示する。
そこでWiFiボタンをタッチして、送信先の選択画面を表示しよう。そこで左ボタンをタッチして接続機器の選択画面にする。

前に見た時よりアイコンが増えているのがわかる。Canon Image Gatewayメールだ。
どちらをタッチしてもまずはWiFiネットワークへの接続画面になる。
自宅や接続可能なネットワークにアクセスしよう。
ネットワークに繋がると、写真の再生画面に戻り、どれを送信するかを選ぶ状態になる。

複数の写真を送信したい場合は選んで送信をタッチしよう。
選び終わったら送信ボタンをタッチすると、送信される。


受け取り側の操作

メールで写真を受け取るようにしたので、メールを確認してみた。

どうやらメールに直接添付されるわけではないようだ。まあ一枚あたりのサイズが大きいので、
そのあたりはちゃんと仕組みが考えられているようだ。
Canon Image Gatewayにアップロードされたアルバムのリンクが含まれたメールとなっている。

ここにあるリンクを開けばブラウザが起動し、アルバムが表示される。

ちなみに認証はなし。メールに書かれたリンクがどうやらそのメールアドレス宛の専用のものになっているようだ。
これは見る方も手軽で良い。
もちろんダウンロードもできる。

ただし、複数の写真を一度にダウンロードしたい場合は、専用のツールをインストールするよう指示された。
あまりにたくさん写真がある場合はそれに従ったほうが楽かもしれない。
ちなみにこのようなツールだ。

インストールしなければいけないが、そこは我慢。
でも昨今、DropboxやGoogle Driveではあらかじめzipファイルに圧縮してダウンロードさせてくれる。
Canon Image Gatewayもそれくらいはやってほしかった。わざわざツールをインストールさせるのは
ちょっと敷居が高くなる気がした。


最後に

今回はPC版CameraWindowと、ウェブサービスへの送信を見てきた。
スマフォ・タブレットだと手軽に共有、メールで送信ができるのであまり気にすることがなかったが、
本来ならばそれらが出来る仕組みが備わっていない機器ではこのように独自の仕組みを導入して
行う必要がある。メーカーやサービスごとにバラバラだったりするので少々避けがちになってしまうのだろう。

でもこのPowerShotN、おそらくは最近のPowerShotシリーズはかなり工夫をこらされていると思える。
自分はもともと知っていたので親近感があって使えてよかったと思うが、自社のCanon Image Gatewayを
巧みに連携させている点は評価できる。

あとで要望を出そうかと思うけれど、個人的にはPicasa(Google+写真)へも送信させて欲しかった。
Picasa(Google+写真)もかなり横に広くサービス連携できるので、PowerShotNで撮った写真をGoogle+写真にアップロードして、
それをフォロアーにまたはGoogle+ローカルで気に入った店のおすすめ写真で素早く投稿したりとということもできたのに。
Google+は投稿系のAPIが公開されていなから仕方ないか。

PCとの直接接続、ワンタッチスマホボタン、好きな端末とWiFiで接続、メールで送信といくつか見てきたが、
どれも捨てがたいが、あえていうならPowerShotN単体で操作が完結する、メールで送信をメインで使いたいと思った。
スマフォ・タブレットとの連携も良いんだけど、同じWiFiにつないでアプリを起動して・・・と何段階か手順を
踏まないといけないのが面倒くさい。
ただ落ち着いてじっくりできる環境にあるなら、スマフォとの連携もいいと思う。

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