2013年7月14日日曜日

Iconia W3-810を買った!

久々の端末購入。
欲しいものはいくつかあったのだけれど、買うタイミングというか旬を逃してしまっていた。
というわけで今回購入したのは・・・



Iconia W3-810



である。
Android端末ではない。今回は自分としては初のWindows8タブレットなのだ!




今回もアルバムはGoogle+内にあります。
Iconia W3-810写真

経緯

私事であるが、少し前に会社で年1回の技術発表会があった。それで無事に発表が終えられたら、
自分へのご褒美に何か買おうと考えていた。
HTC OneやGalaxy S4など、Android端末でもよかったのだが、なんとなく旬を逃してしまって、今更買うのもな・・・と
ガジェオタにあるまじき思いをいだいてしまっていた。
そこで少し前にニュースで見た、初の8インチ帯のWindows8タブレットである、このIconia W3-810を思い出した。
そうだ、これを買おうと。というわけで技術発表会が終わったその日の夜、予約購入した。
店はJoshinのウェブサイト。他でも値段は同じだったのだが、Joshinでは会員ならいろんな製品に使えるクーポンが
標準で割り当てられている。もちろん今回のIconia W3-810もクーポン対象品で問題なく使えた。
ケースや保護シートなどもクーポン対象商品で、それらと合計すると約3000円近くの割引。
計7万以上の買い物だったが、わずかに割り引かれただけでもありがたい。



ケースと本体

早速ケースと本体から見ていこう。まずは構成内容から。

Iconia W3本体と、合わせて購入したカバーケース、専用bluetoothキーボード、それから画面保護シートだ。
本体の構成は、説明書類・本体・電源ケーブル・Officeのライセンスカード・Huluのお試しコードのみ。
当然というべきかどうか、今回のこのIconia W3にはSIMは刺さらない。
そしてmicroSDカードの試供品的なものも付属していない。

本体の正面。

右端中央にはWindowsボタンがある。物理ボタンで、若干柔らか素材。他には左端にフロントカメラとLED部がある。

次は上部。

左から、音量アップ、ダウン、そしてmicroSDカードスロット。上でも書いたが、microSDカードは付属していないので
自分で用意する必要がある。

次は左側面。

上から、電源ボタン、専用キーボード用の溝、microUSB端子、microHDMI端子だ。

次に下部。

特に何もなし。

次は右側面。

上から専用キーボード用の溝、電源ケーブル端子、イヤホンジャック、スピーカー兼専用キーボード用の溝。
電源ケーブルは残念ながら特殊な形のものだ。ためしにmicroUSB端子にAndroid端末で使っているケーブルと
アダプタを挿して試してみたが、充電は始まらなかった。
充電は専用のものしか使えないようだ。


カメラがあるのみ。あとはWindowsのロゴくらいか。



端末比較

おなじみの端末比較いってみよう。今回はタブレットということで、まずはタブレット同士で比較。
まずはNexus7, Iconia W3。


次はGalaxy Note 8.0, Iconia W3。

GNote 8.0よりやや大きかった。

次にXperia Tablet Z, Iconia W3。


おまけでGalaxy Note2, Iconia W3, Xperia Z。


アクセサリー類

OSやソフトウェア面に行く前に合わせて買ったアクセサリー類を紹介。

カバーケース


やや厚手の革ケースだ。最近の特長として本体側を傾ければスタンドとしても使える。
シンプルで使いやすい。
ちなみにAndroidであるようなカバーを開閉しての電源ON/OFFはこのケースではできなかった。
Win8でそういったことができるのかできないのかはわからない。

専用Bluetoothキーボード


構成内容はキーボード本体、専用ケース、説明書、単4電池だ。
Iconia W3本体を立てるとこうなる。

キーボード自体はIconia W3本体より大きめになっている。キーボード本体の奥に溝があり、そこにIconia W3をひっかけて
立てることになる。
溝は突起部分がいい感じにひっかかり、かなりの安定感がある。
ちなみにカバーケースをつけた状態で立てられるのか試してみた。

立った!Iconia W3が立ったよ!
ケースのカバー部分をキーボードの下に回しても問題なく立つ。
これなら安心してカバーケースをしつつ、専用キーボードも使えそうだ。

さてこの専用キーボード、なにも立てるだけではない。裏返してIconia W3本体を収納できるのだ。

Iconia W3本体の左右の側面に溝があるのだが、それはこの専用キーボードの裏にはめるための溝だったのだ。
カチリとはめると中央の写真のようになる。ちなみに画面側を向けてはめることはできない。残念。

あとは付属の専用ケース。Iconia W3と専用キーボードを入れるとこうなった。

Iconia W3とは幅が違うので動いてしまいやや不安定かもしれないが、きちんとマジックテープで閉じれば問題ない。
ちなみにこのケース、素材がおかしいのか、ものすんごく臭い!自分はこの臭い耐えられない・・・。
なのでこのケースはきっと使わないと思う。購入される方はご注意を。

電源オン~設定

早速電源をつけて設定開始。

・・・おい。いきなりブルースクリーンってどういうことじゃい!
そういえば写真撮る際にうっかり電源ボタンを押してしまった気が。まだ起動のシーンを撮るときではなかったので
慌てて電源ボタン長押しして切ってしまった。もしかしてそれが原因?
落ち着いてもう一度電源ボタンを長押しして切り、再び電源オン。


今度はメーカーロゴのあと、正常にWindows8の初期設定画面に突入。一安心。

本当はもう少し手順があるけれど、抜粋。
このあたりはWin8を使っている人は皆見ているはず。特に変わったところはない。

初期設定が終わり、スタートスクリーンへ。アプリ(ソフトウェア)はこうなっている。

Win8プリインのアプリのほか、Acerによるプリインアプリがある。
すべてのアプリを表示するとこうなっている。


デスクトップに切り替えてみよう。

このタスクバーにもAcerのアプリが固定されていた。邪魔なんでさくっと解除しておいた。
それ以外はとくに何もなく、さっぱりとしている。

システム面

システムまわりを見ていこう。Androidとは違ってアプリを入れずともコントロールパネルからある程度の内容は把握できる。


32bit版だったり、メモリは2GBだったり、グラフィック面は低かったりする。
ドライブの容量は公式には64GBだが、約50GBで、空き容量は31GBだった。公表値からは約半分だが、
普通に使う分には問題無いだろう。クラウドストレージも使えば良い。
Androidなどのモバイル向けOSで使うクラウドストレージとは違い、PCでは完全な同期ツールが存在する。
しかし同期ツールでは結局のところドライブの容量を消費することになるので、調子に乗ってクラウドストレージの同期ツールを
ガンガン入れてガンガン使うのは控えたほうがよさそうだ。
必要に応じて同期するフォルダを取捨選択しておくのがよいだろう。
足りそうに無ければmicroSDカードを買ってきてはめておくのも良いだろう。
Androidなどのモバイル向けとは違い、入れれば管理から何から何まで最初から自由にできるのがWin8の利点だ。
うまく活用してストレージの不足を補いたい。

それから画面解像度は最大1280x800だ。Win8の特長でもあるスナップ機能は残念ながら使えなかった。

アプリあれこれ

Windows8のストアを覗いてみる。すると即座に既存アプリのアップデートが通知されたのでしてみた。

ちなみにWin8のアカウントはMSNのアカウントで紐付けてログインしておいた。

ストアの構成は以前WP8で見た構成よりもわかりやすい。これはPCなど高解像度向けになっているおかげなのか。
検索は画面の右端を左に向かって払うと出てくるチャームの中にある検索ボタンを使う。
Androidでいうところの、ナビゲーションバーにあたる領域と思えばわかりやすいだろう。
Androidではほぼ常に表示されている部分が、Win8だと自動的に隠れて、必要に応じて自分で表示される仕組みになっている。

Androidで言うところの戻るボタンは、アプリ側で実装される。規則があるのか、大体は画面左上に矢印が出てくる。
今の作業で何か困ったらまずは左上を見る癖をつけておきたい。
もちろんものすごく困ったら、タブレット右端にあるWindowsボタンを押せばよい。

Win8スタイルのアプリはFresh Paint、QRコードリーダー、上海を入れただけ。基本的にはデスクトップモードで
使うので、既存のスタイルのアプリケーションを入れておいた。
まずはOfficeを有効にしておこう。

Officeのタイルをタッチするとデスクトップモードに切り替わり、Officeの有効化とインストールが始まる。
その際、付属していたOfficeのライセンスカードを用意するのを忘れずに。
インストールが終わるとスタートスクリーンにWordやExcelなどが並ぶ。
それからインストールしたアプリケーションはこれら。
  • Chrome
  • Opera15
  • Opera12.16
  • Dropbox
  • Copy
  • Google Drive
を真っ先に入れた。
Chromeは起動するとWin8スタイルアプリでの起動になってしまった。少々勝手が違うのでメニューボタンから
デスクトップモードでの起動にもどしておいた。
Operaは15と12.16で入れて試してみたところ、15はどうも不安定になるので、12.16を優先して使うことになるだろう。
Chromium系とは違い、元々のOperaではUIを細かく設定できるので、たちまちのうちにタブレットで使うのに
フィットした使い勝手のUIに変えられるのが良いところだ。

メニューバーを消してメインバーを出してボタンを押しやすくしたり、タブの高さを増やしてサムネイルを出しつつ、
タブ部分をタッチしやすくするなど、タブレットPCで使ってみて改めて旧Operaの良さが際立って分かる。

オンラインストレージ系の同期ツールは問題なく入ったのだが、1つだけ、Copyの同期ツールだけは
同期処理が正常に進まず、何回試しても途中で止まってしまいどうしようもなかったので、泣く泣くアンインストールした。
Dropbox, Google Drive, SkyDriveの3つあればまあいいのだが、CopyはCopyで雑多なファイルを入れておいたので
本当ならば入れておきたかったのだが・・・仕方ない。

ChromeなどでGoogle+を開き、早速投稿してみた。

タブレット(PC)でGoogleサービスを使って始めて気づいたが、今のGoogleサービスのUI、かなり使いやすい。
モバイル向けすぎず、PC向け過ぎず、ちょうど中間で良いと思った。マウスで操作してもよし、タッチで操作してもよしのUI
特にGoogle+の新しいレイアウトは本当に良い。8インチのタブレットでも使いやすいし、情報量も適度に多い。
Win8というかMSはWin8スタイルみたいな完全なモバイル向けじゃなくて、今のGoogleサービスのように、うまくPCとモバイル機器向けを
両立できるようなUIにしていくといいのになぁ~と思った。
リボンインターフェースなんかタブレットで使ってみてやっとその良さがわかったもん。

その他、自作のアプリケーションを入れてみた。

自作のTwitterクライアントと、家計簿ソフト、Win7でのビルドのままだったが、問題なく動作した。
ただ使い勝手となると、タッチ向きではないので、そこは今後改良して使いやすくしてから公開したい。

リモート接続で別のPCに入ってみた。

専用キーボードと組み合わせて使えばバッチリだ。これなら会社のPCにリモート接続して使うときにも問題無さそう。
ただ、指でタッチはきついときがあるので、無理せずタッチペンを用意して使いたい。

ちょうど余っていたタッチペンがあったので使ったところ、良い感じに操作感が増した。
しかしタッチの精度の調整が初期状態では良くないのか少し使いづらい。コントロールパネルの中から
タブレットPCの設定ペン入力またはタッチ入力に合わせた画面の調整にていわゆるキャリブレーションを
行なって自分に合わせた調整をしておきたいところだ。

終わりに

8インチのWin8タブレット、なかなか良い。小さすぎず大きすぎずでバランス取れてるとまず感じた。
ただスペックはそんなに良くないようだ。拡張機能入れまくったChromeとかはかなり厳しい。
Officeはちょっと触ったところ問題無さそう。大量の文字のある文書やセルを使いまくったExcel文書など
そんなものは滅多に扱わないから当分は気にしなさそう。
ネット閲覧は最初からオールインワンの旧Operaなら何事にもスムーズで使いやすいので、Iconia W3でネットを見るときには
旧Operaを活用したい。
あとしばらく使ってみてわかったのだが、本体背面左側(カメラのある部分)がめちゃくちゃ熱くなる。
夏の糞暑い時に持ちたくなくなるくらい熱い!
なのでカバーケースは買って正解だったかもしれない。カバーケースをはめても専用キーボードで立てられるし、
問題なく使えることがわかったのでこれからはずっとはめて使おうと思う。

今回、通信環境にはあえて触れなかったのは、別に3Gが使える訳じゃなく、WiFiしかないので迷うことはないと思ったからだ。
あと個人的にやりたいのは、WiFiの接続先を見てネットワークドライブを接続・解除できるPowerShellが
組めればやっておきたいなと思った。そうすれば安心して自宅でも旅行先にも持っていける。
それからお絵かきソフト、昔買ったPainter Essentialを入れておこうと思った。
Win8スタイルのアプリでFresh Paintなるものを入れてみたのだが、イマイチ使い勝手がよくなかった。
だったらすでに持っているアプリケーションを入れて活かしたい。
まあ、アプリケーション面はWindowsなので今までの資産がそのまま活かせるので特段気にしなくてよさそう。
Windowsタブレットでの利点としたいのは、AndroidなどモバイルOSだとネットワーク経由だといちいちダウンロードになってしまう、 ネットワークドライブ上の漫画PDFや動画などがそのまま動かせるところだろう。
ストリーミングの設定して見ろよと思われるかもしれないが、面倒な設定せずそのままの保存形式でサクッと見たいときがある。

個人の使い方なのでそのへんはあくまで参考程度にさらりと流してもらえるとありがたい。
やはりWindowsなどのPC向けOSは慣れているので使いやすい。画面広々と使えるし、UIも自由だ。
MSも無理してモバイル向けを推し進めず、デスクトップ・ノートPCでもタブレットでもそのままスマートに使えるUIのOSを
作っていけばいいのになと思った。
Win8スタイルもいいとは思うだけど、多分、一度に2アプリ表示できるようにしました、から3アプリ、フロートしてアプリを
表示できるようにしました、などなど機能拡張していって、結局は今までの見た目と仕組みになってしまう気がしてならない。

そのあたりの挑戦は別にUbuntuでもいいと思うが、あっちはあっちでわざわざ激戦区のモバイル向けOSに参入してしまったし。
WindowsがPC向けから離れることがあったら、それこそUbuntuなどLinuxがPC向けOSを制する良い機会と思うのに・・・
少し前に流行ったUbuntu Netbook Edition?など、あのあたりはPC向けでもタブレット向けでも使いやすい方向の一つだと思った。
大手と同じ舞台に立って自己満足したいんだろうなぁという姿勢が今のCanonical(シャトルワース氏だけかも?)には感じられる。
自分が期待しているPC向けとタブレットなどモバイル機器向けのUIが両立したモノはあちらさんには期待せんほうがよさそうだ。
中の開発者の方の何人かがそこに視点を向けてくれると変わり始めるとは思うんだが、まあ難しいね。

話題が脇にそれてしまったが、このIconia W3-810、Surfaceだと大きいよ、と思われる方にはオススメかも。
Officeもついて約6万、専用キーボードも幅が大きくてキーも割りと打ちやすくて良しと、周辺も手堅い。
何よりPCとモバイル用途をうまく両立したいという人にはこの8インチ帯のWin8タブレットは最適なのではないだろうか。
ただ、性能はそんなに素晴らしく良いというわけではないので、そこは無理の無い用途で使って行きたいところである。

3 件のコメント:

  1. 参考になります

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  2. 屋外での液晶TFT画面の見やすさはどうですか?

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    1. 私はすぐに専用の保護シートを貼ってしまったので素の状態での
      屋外での見やすさは確認していません。すみません。
      ちなみに専用の保護シートを貼れば反射がおさまるので安定して見えますが、
      とりたてて見やすいわけでもないです。

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