2013年8月27日火曜日

下関・門司港旅行2日目

2日目。
朝9時過ぎに小倉を出発し、いざ下関へ。
ゆられること10分弱であっという間に下関に到着した。





早速下関で泊まるホテルに行き荷物を預けて早速観光開始。
周るところはかなり距離があるのでホテルにてレンタサイクルを借りて周ることにした。

一旦駅でレンタサイクルを止めて観光案内所に。
それから大歳神社へと向かった。

義経の弓が祀られていたり、建礼門院が祀られていたりする。


清盛のときに深キョンが演じたあの人である。
大歳神社は自転車が止められないと思ったが、鳥居の脇に止められそうだった。
だったら駅で駐輪しておく必要はなかったなと。

駅まで戻ってレンタサイクルに乗って次に向かったのは海峡ゆめタワー。

9時50分ごろと時間が早かったためか人はほとんどおらず、展望台も
のんびり景色を見ることができた。
下関の街を一望する景色や素晴らしい。




展望台にはラブロックという恋人のための場所がある。

リア充どもの場所だ。誰もいないのでどんだけ南京錠があるのか見てやった。
・・・たくさんありすぎ。

海峡ゆめタワーの付近は綺麗な公園、だだっぴろい歩道がある。
そこを自転車で駆け抜ける爽快感はたまらない。
サイクリングマップに沿って進んでみる。

次に向かったのは海響館とカモンワーフ。

海響館は水族館だ。一人で見てもなぁ・・・とおもったが、
下関ならではのふぐの水槽があるらしい。種類もかなり多いらしい。
まずはペンギン村。それと称して数多くのペンギンがいてとてもかわいらしい。




周りは親子連れだが、まあ一人でも十分楽しめる。
他には海の生物全般として数多くの魚はもちろんのこと、下関ならではの多種類の
ふぐがいて非常に興味深い。
大人一人1500円。まあ生き物扱ってるからコスト的には仕方ないところなのだろう。

海響館をあとにしてカモンワーフの手前の唐戸桟橋。
お昼前に、巌流島へ渡りたいのだ。
12時すぎに連絡船が来てさっそく乗り込む。

船に揺られること10分程度、巌流島に到着。



さっそく回ろうとすると紙芝居屋のおじさんに呼び止められる。
これもまた一興ということで水飴と型抜きのせんべいをもらって紙芝居を閲覧。
100円なり。
巌流島にまつわるエピソード、つまり宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘を見せられる。
紙芝居がなんとなく懐かしく、他の観客とともに楽しんで見られた。

それにしても巌流島の正式名称が船島だと初めて知った。
決闘に敗れた佐々木小次郎を悼んで流派を取って巌流島と名付けられたらしい。
ただ現代の正式名称は」船島ということで、いわば愛称として巌流島の名が残るのみ。


島は15分程度で大半を見ることができる。
武蔵と小次郎の決闘の像を見ることができたり、武蔵が乗ってきた船の模型が
実際に海岸沿いに停められていたりと結構楽しい。




観光客も少ない時間帯だったのでのんびりと見て回ることができた。
そして桟橋に戻ってきた。
そうそう、上陸認定証を切符売場で売っているのでそれの発行をお願いしておいた。

さてお昼。下関に来たからには名産を食べねばなるまい。
カモンワーフで店を選ぶ。悩む。
自分は実は海産物が苦手で今回の旅の食は不安だった。
なのでまずは瓦そばを食べることに。
藤屋という店で瓦そばを食す。

あつあつでうまい。本当に瓦にのっかってくる。
錦糸卵や牛肉も乗っておりボリューム的には一皿でも割りと満足できる。
周りの人は海鮮丼ばかり頼んでいたが、藤屋は瓦そば名物の店だ。
店に従おうぜという理由をつけて市場が近いのに海産物を食べずにいた。

遅めの昼食をとったあとは唐戸の観光。
亀山八幡宮をまず参拝。
境内には世界一のふく像があった。


ユニークで面白い。あとはミドリガメのいる池と本殿とは別の神を祀っている社など。
その後は旧秋田商会ビルを見学。洋館でありながら内部は和室もあるなど、
和洋折衷のビルだ。


期間限定で、今なら螺旋階段を登って最上階まで行くことができる。
ただし普段は立入禁止。今回は一度に一人まで登ってよいという制限付きで
螺旋階段を登ることができた。
その後本当は旧下関英国領事館を見たかったが修復工事中らしく
見ることができなかった。残念。

ここで15時過ぎ。そろそろ次に行かないと時間が足りなくなるということで
唐戸エリアを去って関門橋方面へとレンタサイクルを進める。

次に向かったのは日清講和記念館。ここで講和条約が締結されたらしい。

清國側の代表李鴻章はここから宿舎のあった引接寺に帰る途中狙撃されてしまい、
講和会議は中断してしまう。その後再開されて無事に締結され、下関条約と呼ばれる
ものになった。
その際、李鴻章が狙撃の相手から逃げたという細道が記念館のそばにあった。
記念館のある敷地は今では春帆楼という旅館である。

次に向かったのは赤間神宮。朱塗りの非常に珍しい神宮だ。



戦に敗れた平家一門を偲ぶ神社。安徳天皇陵や三種の神器の一つ、八咫鏡が
奉納されていたり、他には平家一門の墓、そして耳なし芳一の、芳一堂がある。



朱塗りというだけでも特徴的で見応えがあるのに、ゆかりのものが多く揃っていて
一般的な神社よりも観光にうってつけだ。

赤間神宮からはだいぶ離れたところにあるみもすそ公園へと向かう。
いよいよ最後が近い。関門橋の真下を通ってひたすら細い、海岸沿いの道を駆ける。
途中、稲荷神社があったので立ち寄る。そのだめだけに信号機があるなど、何か曰くありげ。


みもすそ公園には源義経と平知盛の戦いのシーンの像がある。




下関にある、2つ目の決闘の様子だ。1つ目はもちろん巌流島の決闘の像だ。
どの角度から見てもこの2つの像はかっこいい。像の近くには
2005年度大河ドラマ源義経の義経役だったタッキーこと滝沢秀明の手形がある。
他にも平家の一人を演じた小泉孝太郎や建礼門院徳子を演じた中越典子、
時子を演じた松坂慶子の手形もある。




いずれも大河ドラマ開始に先立つこと2012年12月に除幕式の際に置かれたようだ。
当時大河ドラマ見てたけどだいぶ記憶が薄れてるな。
今は平清盛のキャストが記憶にあたらしい。彼らの何かしらの痕跡も
残して欲しかったと思う。

像のそばには
長州藩の使った大砲が展示されている。


海岸沿いにこれらが置かれている、ゆったりした公園だ。
ただ来るにはバスや自転車で頑張ってこないと見られないので注意したい。
頑張って来る価値はある公園だ。

そして本日最後はさらに北東に進んだところにある平家の一杯水で締めだ。


戦に破れたどりつき、喉の渇きを潤そうと平家一門がそこの湧き水を飲んだところ、
非常においしい水だったという。さらに飲もうとしたところ、
次からは海水に変わっていてむせたという伝承が残っている。
海岸にぽつんとある井戸だ。もともとは湧き水だったところをどうやら井戸のように
作り替えられている。ちなみに井戸の水は元旦に赤間神宮に奉納されるらしい。
さすがにそれは見られないのが残念だ。
帰りに船着場の途中にある蛭子神社を発見したので立ち寄った。
漁師たちの守り神、まさに民間信仰という感じがして好きだ。


27日の観光はこれですべてこなせた。途中、赤間神宮のとなりの大連神社で
引いたおみくじで大吉を引いたおかげ?でこの日の観光はかなり満足行くものになった。
さてホテルへ戻る。平家の一杯水からは自転車でも15分ほどかかる。

夕飯はやはりふく料理だろうということで、駅の近くにあった和やに入った。
頼んだのは黒豚の焼き物3種盛り、ふく刺しそしてふくの白焼きだ。
初めてふく料理を食べる。





ふく刺しを一口。
・・・コリコリしていてさっぱりしていてすんごいうまい!
小サイズの盛りでも1500円するだけあってうまい。
続いて頼んだふくの白焼きもこれまた絶品。てか、普通に肉です。
下手な肉料理よりも肉!をしていて凄まじく美味しい。
グリルチキンみたいな味。これもさっぱりしている。塩で味付けされているので
そのまま食べるものらしい。
海産物が苦手なので保険として黒豚の焼き物も頼んでおいたが、そんな配慮は
不要なほどふくうますぎる。
高い料理なのでめったには食べられないが、ふくは海産物苦手な自分でも
イケることがわかったので安心した。

28日、3日目は下関を少し離れて長府に行く。

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