2014年9月19日金曜日

LG G Watchを買った!

久々の端末です。
今回は少し前に話題になって、今も絶賛発売中である・・・



LG G Watch




である。


いわゆるスマートウォッチと呼ばれる、Android入りの腕時計である。


今回もすべての写真はGoogle+のアルバムにアリます。
LG G Watch写真
今回は動画もいくつか入れているので、スマートウォッチが気になる方は、必見かも!?



経緯


急に欲しくなった。とそれだけなのだが、先日Apple Watchが発表になった。世間的にはスマートウォッチといったらおそらく、
というかほぼ確実に、Apple Watchが初!と扱われるであろう未来が簡単に予測できたので、これはまずい。
ということで、AndroidにもAndroid WearというOSが入ったスマートウォッチがあるんだよ、こっちのほうが先なんだよと
世間に知らしめたい。そのためには自分がまず使ってみなくてはと思って買ったのだ。
購入したのは我らがGoogle Playストア。22900円であった。

モノとしてはMoto 360のほうがいいのでは?と思われるかもしれないが、初Android Wear入り端末というのは
リファレンスとなる貴重な体験ができると踏んで、あえてG Watchを買った。


本体・ケース


さっそく見ていこう。まずはケースや本体。

梱包内容は、G Watch本体、充電台、ACアダプタ、USBケーブル、説明書である。当然ながら箱は今まで買ったスマフォの箱より小さい。


本体はこのような感じ。

背面はこうなっている。

真ん中はシリアルナンバーなので隠してます。
左下には充電端子がある。ついこの前のニュースで、ここには充電してない時でも通電しているらしく、
汗で腐食して壊れてしまうことがあったらしいのだが、最新のアップデートで通常時には通電しなくなり、腐食が防げるように
なったらしい。

腕につけた感じはこうなる。

毛深いのは気にしないでいただきたい(笑)
腕に触れる充電端子はこんな感じ。ぎりぎり・・・か?


自分としては四角くても別にそんなにかっこ悪くない、むしろわりとクールなほうじゃね?と感じた。
人それぞれかもしれない。

標準で付いているベルトはシリコン?製で、裏側(腕に触れる部分)が少しだけ凹凸ができている。


起動の前には充電する。
充電台に置くと自動で電源が入ってしまうので落ち着くまもなく動作確認を続けることになった。



起動~各種設定


電源がついたのですかさず初期設定。


G Watch側の設定はこれで終わり。次は親機とするスマートフォン側に、Android Wearアプリを入れる必要がある。


Android Wearアプリを入れたら、画面に従って設定していけばOK。
親機のスマートフォンとG WatchとはBluetoothで連携される。本当に簡単だった。

ちなみに親機とする端末は、対応しているかどうかは専用のサイトで確認できるとのこと。

親機側からの設定


Android Wearアプリから設定できる項目はこうなっている。

常に画面を表示というのには最初からチェックが入っており、腕時計としての最低限の機能は
果たせるようになっている。さすがに画面が完全に消灯してしまったら腕時計の意味がない。

G Watch側の設定周り

しばらくしたらAndroid WearのOSのアップデートが始まった。

これで先に述べたような、充電端子の通電オフがされるらしい。

G Watchでの基本の操作は、音声入力となる。
つまり、
OK, Google!と言わなくてはいけない。
もしくは、画面をタッチして、音声入力を受け付ける画面にすればあとは目的のことをしゃべるだけで済む。
前の画面に戻るには左から右へスワイプ
今のアプリ・情報をさらに表示・別の機能を表示するには右から左へスワイプ
情報やメニューを切り替えるには上下にスワイプする。


G Watch側での設定画面はこうなっている。表示するには「設定表示」としゃべる。

実はしゃべらなくても設定画面は表示できる。
音声入力を受け付ける画面にしたら、下から上に向かってスワイプする。
するといろんな掛け声例がでるので、更に下にいくと設定というメニューがある。
それをタッチすれば表示できる。

バージョン番号等

表示があるので分かる。


時計の表面を変える

標準の時計の種類そのものを変えることができる。設定からウォッチフェイスの変更を選ぶ。

これはほんの一部だが、これだけでも結構選びがいがある。
ちなみにこれらの時計はそれぞれ、待機時(うっすら画面消灯)と、画面点灯時で、色が反転するなどして、
若干表示が変わる。
Wear対応アプリで完全に別の時計を入れることもできるらしいのだが、かなりたくさんあるので、当分は
デフォルトの時計で十分かと思った。そのほうが動作も安心できるだろう。

入れたアプリ


特にそのまま標準の構成でもよいと思ったが、とりあえず以下のアプリを入れてみた。
Wear Mini Launcher
@here for Android Wear
Battery Watch for Android Wear
Wear Camera Remote
Calculator - Android Wear

いろんな特集で、紹介されていたものがほとんど。とりあえずってことで。

普段使ってみる


購入して届いたのが9/13、そして色々入れて試したのが14日。
本格的に日常使ってみたのが、9/16~18だった。ちょうどこの期間に仕事で出張していたので、まさにいい機会だった。

腕を動かす、というか普通に腕時計を見る仕草をすると、画面が点灯する。待機時の消灯(時計は表示されているが)から
ちゃんと画面が点灯し、時計の表面がそれに合わせて変化する。
振り上げたとき、1~2秒は点灯しない場合もあるが、そのまま待っていると点灯する。
どうやら端末の角度にも反応しているようだ。これは賢い。

とりあえずアプリを入れては見たが、基本的には親機で通知された内容がG Watchに伝わってくるだけで、
意図的に使おうという感じには自然とならない。人にもよるのだろうが、自分は意図的に使おうとは思わなかった。
というか、済んでしまうのだ。

メールが来ればブルッと震えて知らせてくれる。
ハングアウトも同様に通知してくれる。返信はしゃべって返信できる。そうなったときに使うという程度。
電話は受けることはできるが、話したり相手の声を聞くのは親機なのは言うまでもない。

メモはデフォルトではKeepに保存される。もちろんしゃべってメモを入力することになる。
一応入力には成功したのだが、直後にPCやスマフォでKeepを見ても反映されていない。
Keepのサーバ?上に反映されるには少々時間がかかるみたいだ。このタイムラグには違和感を感じた。

あとGoogleカレンダーに入れている予定も、通知してくれる。

上記は今回出張で入れていた予定の一部。通知はちゃんとG Watchにも来る。

ちなみにあらゆる通知で音は出ない。バイブで知らせてくれるのみだ。

なので、静かにしてなければいけないところでうっかり音が出て慌ててしまうということは防げるのだ。
(もちろん今後、音がなる機種も出るのだろうが)
この点、まさに静かに淡々とこなしてくれる秘書といったところ。
安心して使える。

仕事に関することでいろいろ予定や通知を入れていたので、とりあえず腕につけて、仕事に飛び出して行った。
ふとした時にブルッと震えて知らせてくれたので、まさにAndroid Wearのあるべき使い方をひと通り体験できたと思う。
その観点でいうと、上記にもあるとおり、意図的に使おうという気にはならない。その必要がなくなることがメリットなのだろう。
なので、特集で見て入れてみたMini Launcherも、実はほとんど使わずにすんだ。
別のアプリが表示しやすくなったのは確かに便利ではある。
他に明確に使ったといえば、簡単に現在地が確認できるのみの@hereと、
検索していて知った、Calculatorのみである。
Calculatorはシンプルな計算機アプリでボタンも押しやすく配置されている分、これは意図的に使おうと思えるアプリだった。

ちなみにMini Maps for Wearというアプリも最初は入れた。一部では@hereより良いとか紹介されていたがとんでもない。
マップをスクロールして見られるアプリなのだが、左から右へのスワイプもマップのスクロールに割り当てられているため、
なんと、ホーム画面に戻れなくなるのだ!

Mini Launcherを左上からのスワイプで表示に割り当てていたため、Mini Launcherを一旦表示してから、
プリインの適当なアプリを開いてからホームに戻るようにしてようやく元に戻せた。
@hereのほうが絶対良い。Mini Mapsは素早く削除しておいた。

ちなみにアプリを削除する場合は、親機側でWear対応のアプリを削除すればOK。
ほどなくしてG Watch側にその情報が連携し、アプリが削除される。





バッテリーの保ち

これが一番気になるところであろう。
試し始めた9/14の推移はこの通り。
9/1411時頃起動時点 = 83, 84%
15:58 = 38%
21:24 = 20%
9/15 6:00頃 5%
9/15 7:30にアラームセットしていたが、すでに事切れていた。

9/1510:30時点 = 95%(フル充電一歩手前で充電外し)
22:07 = 55%
15日は翌日出張だったため、心配なのでこの後充電した。

9/16 朝6:00時点 = 100%
21:11 = 50%

9/17朝6:45頃 = 100%
22:00 57%
9/18 6:30頃 43%
東京に戻る日だったのだが、さすがに43%切ったら心配だったので朝方30分ほど充電しておいた。
43% → 56%

9/187:00 = 56%
9/19 0:00(このブログを書いている最中) = 15%

という結果になった。
今週だけでもひと通りのパターンが試せたと思う。
言えることは、確実に1日は保つということだろう。充電の環境があるという安心感があれば、
そのまま2日間使い続けられただろう。おそらくそれでも保つのではないかと。

あと、1回はバッテリーを消費しきって枯渇させていたためか、バッテリーが本領発揮し始めた感がある。
確実に購入当初よりかは保ち始めてきている。

G Watchのバッテリーは400mAh、
Samsung Gear Liveは300mAh、Moto 360は320mAh。この差、結構響くのではないかと思う。

Apple Watchはまだ出てないので分からないが、こちら関しては、積極的に使っていきましょうみたいな
雰囲気があるが、それを腕時計でやってしまうと余計にバッテリーが保たなくなるのではと思う。
実際どうなるかは出てからか。

それからバッテリーは取り外し不可。交換はLGに依頼することになるとのこと。


最後に


ちょうど仕事で関東から飛び出して飛び回っていたので、ひと通り試すことができた感がある。
そこで気づいたのは、このAndroid Wear端末、まさにGoogle Nowの理想型、具現化の一つといったところ。
親機で通知されるあらゆる通知(Google Now以外にも、通知領域に出てくる情報全て)が必要に応じて随時
Wear端末に通知されるので、あえて操作する必要がない。良い意味で使わずに済む。持っていることを意識しなくて済んでくるのだ。

スマートウォッチ、俺は使わないよ。利用するシーンないもの・・・と思われるかもしれないが、
そうではない。持った、親機と連携した瞬間、自然と使い始められるのだ。
ほとんどの通知を腕時計を通して把握することができるので、スマフォを普段はバッグに閉まっている、
あるいは運転をよくする人などは、これがあると相当普段の作業効率が高まるのではないかと思う。

途中でも書いたが、まさに静かに淡々とこなしてくれる秘書、である。
Android Wearはガンガンスマートウォッチを使わせようという思想ではなく、スマフォに出てくる通知を
腕時計に集約することで、あくまで手持ちのスマートフォンのサポートに徹しさせようということなのだろう。
スマートウォッチ自体が巨大化することは今後ありえないだろうし、あってはいけないと思うので、
バッテリーが巨大化することも、技術革新が起こらない限りはありえない。
なのでAndroid Wearの思想は、少ないバッテリーで可能な限りいろんなことを動作させる上では
最適にフィットしていると思える。

一方でApple Watchでも大体同じようなことができるはずである。Appleの製品はいつでも新しい使い道を見せてくれる、
そういう見方で捉えられてきたので、Apple Watchもそう捉えられているだろう。
公式サイトを見るとやれることが結構たくさん書いてある。これだけでも、わりと積極的に使っていけるのでいかがですか?
という雰囲気が伝わってくる。特にデザイン周りの見せ方はさすがという他ない。脱帽である。
ただ、標準でいろいろできすぎると、その分バッテリーが心配である。

上記の通り、バッテリーがたくさん積まれるとは思えないので、積極的に使っていくと絶対保たないはず。
一方でAndroid Wearではそれらは全てユーザーやサードパーティのアプリが担当すべきもの。必要に応じて自分で入れて、という
ことになるのだが、その分自分の望む制御ができる、Apple Watchでは適切に制限してくれる・安全さ第一?となるであろう点は、
AndroidとiPhoneの関係そのままだろうなと思う。

親機となるはずのiPhoneとどう連携するのか分からないが、AndroidのほうはAndroid Wearアプリが
かなり秀逸で簡単に使い始められるなと思ったので、あんな感じでApple Watchもできるようになるのだろうと想像。


Android WearはそのベースがGoogle Nowと、スマフォ自体の通知という二本立ての存在がベースとしてしっかりあるので
使い道に困らないと思う。
一方のApple WatchはApple自体がGoogle Nowのようなベースとなる情報管理サービスを持っていない(?)ため
あちらは完全に初めて挑戦する領域だろう。
ベースとなるサービスがすでにあるということを踏まえて、使う意義としては、当分はAndroid Wearのほうが
持つのに抵抗がないといえるし、おすすめできる
Apple Watchが2代目、3代目となってこなれてきたら状況が変わるかもしれないが。

機器としては、今回のLG G Watchをおすすめできると自信を持って言えるわけではない。
デザイン的にはきっとMoto 360のほうが評価高いだろうし、自分も実はMoto 360が欲しい。
ただ、バッテリーの差を見てしまうと、Android Wearのリファレンス的存在であるLG G Watchでも
当分はいいかなと思えるのだ。

Moto 360をゲット出来たら、バッテリーの点をよく比較した上で、どちらがおすすめできるかを私なりに判断したいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿