2013年11月4日月曜日

Surface Pro 2を買った!

三連休前に買ったものがもう一つある。
最近のものとしてはこれが本命だったりする。それは・・・




Surface Pro 2



もうすでにご存知の方が多いと思うが、これはMicrosoft謹製のWindows8.1タブレットだ。
Proということで、フル機能のWindows(つまり今までのWindowsで言うところの上位エディション)だ。
初代SurfaceにあったRTはただのSurface 2として存在する。



今回もアルバムはGoogle+にあります。
Surface Pro 2写真


経緯


以前、Windows8タブレットのICONIA W3を買った。ちょっとした作業や写真・漫画閲覧に使っていたのだが、
いかんせんスペックや解像度が足りず、苦労することがあった。8インチは扱いやすいことは扱いやすいのだが、
Windowsで8インチは厳しいなと思い始め、大きめのタブレットPCが欲しかった。そんな時にMSがWindows8.1の発表と
Surface 2/Pro 2を発表して発売し始めた。性能アップはもちろんこと、Win8.1自体は自宅のメインPCで
すでに使っていたため、かなり気に入っていたのでこれは検討の価値ありと思い、ヨドバシカメラで
触ってみて購入を決意した。
ちなみに128GBモデルとType Cover 2を買った。


ケースと本体


おなじみの手順で見ていこう。まずはパッケージと本体からだ。



パッケージは横に引き出して開け、白い箱は上蓋を上げて開く。
構成内容はSurface Pro 2本体、スタイラスペン、電源アダプター、説明書、各種特製チケット(Skype, SkyDrive)、Officeライセンスコードだ。

本体を見ていこう。
まずは正面。

画面と、タブレットの中心軸にフロントカメラ、そしてWindowsボタンがあるのみ。

次は左側面。

上から、イヤホンジャック、音量ボタン、USB端子だ。

次に上部。

わかりづらいが、本体と背面の隙間部分は左右がスピーカーになっている。本体真ん中あたりにあるのは
おそらくマイクだろう。右端にあるのは電源ボタンだ。

次に右側面。

上から、SDカードスロット、電源アダプタ接続端子、外部ディスプレイの端子となっている。

それから下部。

Type Cover 2接続用端子のみ。

背面。

カメラ、それから下半分はスタンドとなっている。
スタンドを開いた裏側にはSurface のロゴやシリアル番号が記載されている。

端末比較


端末比較はタブレットたちが対象だ。
まずは初代iPad, Surface Pro 2。

もはや懐かしい化石状態なiPadだ。それよりかは大きく、比率もフルHDのため横長に見える。

次はICONIA W3, Surface Pro 2。

さすがに8インチと比べるとその大きさはわかりやすい。ちなみにICONIA W3は保護シートを貼っているが、
貼る前はSurface Pro 2と同様に、なめらかすべすべで触り心地満点の液晶だ。
Surface Pro 2も触り心地良くてずっと撫でていたくなるような良さだ。

次にXperia Tablet Z, Surface Pro 2。

ここまで来ると同じ大きさに見えるが、Surface Pro 2のほうが大きい。


スタンドとType Cover 2、その他


Surface Pro 2は本体と一体化しているスタンドを開けることで自立することができる。
わりとがっちりと立つので安定感はある。


さて、合わせて買ったType Cover 2を見ていこう。
パッケージと構成内容はこうなっている。

パッケージはとにかく薄い。Type Cover 2と同等の薄さ、というか、ただType Cover 2がハマっているだけの
枠でしかない。

本体表裏はこうなっている。

材質は表現が悪いがモップのちょっと固めのような感じ。汚れは目立ちにくそうだ。
キーボード部分はプラスチック製で、ざっと打って試したところ、そんなに悪くはなかった。
この手のキーボードでは良い方だろう。

取り付けるにはSurface Pro 2の下部とType Cover 2の上部を重ねあわせる。

なおこの端子部分(その付近?)は強力な磁石になっており、少し近づけただけで正しい位置にガッチリとハマる。
適当に近づけただけで正しい位置にハマってくれるので間違えようがない。
そしてぶら下げてるとこうなる。

めちゃめちゃ強力なのだ。
とりはずすには想像してたより力がいる。思い切り引っ張ってよいくらいだ。

Type Cover 2を取り付け、スタンドを立てるとこうなる。

素晴らしいノートPCでへの変身っぷり。しかもこのType Cover 2、通信形式はどうなっているのかわからんけど、
取り付けただけでスムーズに本体側ですぐに入力・タッチパッド操作ができるというすぐれものだ。
ICONIA W3のときは純正キーボードとはいえBluetoothで一度認証しなくてはいけなかった。
そしてBluetoothの限界なのか、キー入力が暴走することがあったが、今のところType Cover 2では
そのようなことがない。気配すらないくらい安定してすぐに扱える。

最後は電源アダプタ接続端子。

ここはType Cover 2ほど強力ではないが、ごく軽い磁石になっているようで、よく位置を確認して
近づけるとすぅ~っとはまる。はまったかどうかが若干わかりづらい。

起動~各種設定


さて、早速起動しよう。本体上部の右端にある電源ボタンを押す。

おぉ、確かにSurfaceだ。
そして始まるWindowsの初期設定ウィザード。


初期設定中、困ったのが、無線LANを一切掴んでくれなかったこと。他の端末はその時は普通に掴んでおり、
通信も問題なかった。もしかしてルーターのIP割り当てが限界に達していたのかと思い、不要な端末からWiFiの
設定を削除してつながらないようにしてみてもSurface Pro 2は無線LANを掴んでくれなかった。
そのためいったんローカルアカウントとして設定を進めた。

初期設定が終わると見えてくるのはスタートスクリーンだ。

ストアアプリはまだ一切追加していない状態でこれだ。もちろん、すべてのアプリの一覧を開けば
たくさんあるだろうが、ここはあくまでもユーザーが好きに配置できる部分。
Androidでいえばホーム画面、iOSはホーム画面しかないがその部分にあたる。

※Tips
TwitterでSurface Japanさん(@SurfaceJP)から紹介されたのだが、
設定しておくとよい情報が載ったまとめがあるらしいので、これから買われる方は
参考にしてみるとよいだろう。
Surfaceを買ったらやっておこう、やってみよう - NAVERまとめ

タイルのカスタマイズ

今更だと思われるが、この辺りはWin8.1になってやりやすくなっているので復習がてらご覧いただきたい。
タイルは大きさを変えたり、複数まとめて場所を移動できたりする。

まずタイルを長押しする。


そうすると下部にメニューが出てくるので、そこからサイズを変更するを選ぼう。
大きさ:小、ワイド、大の順だ。

中はいろんなところですでにご覧になっている、標準的な大きさのタイルだ。

また、ピンチインアウトをすることでタイルの全体的なプレビューを切り替えることができる。

この状態でタイルのグループを長押しして動かすとまとめて移動できる。

Win8.1からの機能として、タイルのグループに名前をつけることができる。
上の写真で「メイン」「サブ」と付いている部分がそれだ。
自分のわかりやすいように名前をつけるといいだろう。

そうしてカスタマイズがわかってくると、実のところ今までのスタートメニューより大きくてわかりやすい、
じわじわ使いやすくなっていることがわかるはず。

また、デスクトップモードはこうなっている。

配置されているものがほとんどない、本当にまっさらの状態だ。
Win8.1からの機能として、タスクバーの左端にWindowsボタンが配置された。
実際タブレット類で使ってみるとわかるが、画面中央にあるよりも、端にあるほうがタッチしやすくて
便利だということがわかる。デスクトップPCだと不要だという意見がしばしば見られるが、
環境が違えばあってよかったと思えることもあるだろう。

ちなみにデスクトップモードにしてから無線LANに接続を試したところ、問題なくつながった。
初期設定画面の何かがおかしいのかもしれない。


PC設定

コントロールパネルではなく、ストアアプリのPC設定の変更というものだ。
AndroidやiOSの設定画面にあたる。
すべて見せるのもなんなので、適当に紹介。



そしてPC情報もここで見られる。


ベンチマーク


PCという範疇なのでやる意味があるのかわからないが、とりあえずやっておこう。
ストアアプリのPC Benchmarkというアプリを用いた。


それからディスクにはCristalDiskInfoを使った。



その他アプリ


その他いくつか見ていこう。

エクスプローラ

基本のエクスプローラはこうなっている。

Cドライブのみだ。空きは98.7GBとなっている。できればCとDに分かれていると
色々管理しやすかったのだが、そこはSDカードに任せるとしよう。
ドライブの上に表示されている各種フォルダ、それからSkyDriveの管理フォルダはすべてC:\Users\ユーザー名の
フォルダの下に割り当てられているのは言うまでもないだろう。
もしCとDドライブに分かれていたら、せめてSkyDriveの管理フォルダだけでもDに切り替えて
おきたかったところだ。

Office

Officeはパッケージに同梱のライセンスコードを入力してウィザードに従えば設定完了。
すぐに使うことができる。このあたりMSは抜かりなしといえよう。

カメラと写真アプリ


カメラアプリを起動して写真を撮ってみた。被写体はいつもの通りミクさんたち。

鋭い方はお気づきかもしれないが、端末を斜めにしている。なぜかというと、
バックカメラはなんと、斜めにレンズが向いているのだ!
最初、他の端末のように普通に持って向けてしまい、なぜか被写体がずれて映るのでなぜかと悩んでしまった。
写真のような角度で持つのがポイントだ。多分このあたりは手の関節の動きとか、疲れにくいように
設計されたものなのだろう。
撮るとこうなった。

写真を見るには左から右へ大きくスワイプすると切り替わる。単にタッチしてしまうと写真を撮ってしまう。


持ってみるとわかるが、Surface Pro 2は他のタブレット端末よりはるかに重い。
そりゃ、PCの範疇に入るのだからこれくらいは当然だろうと思う。
その重い物を持ちつつ、写真を普通の角度で被写体にむけて持つのはつらいと考えられたのだろう。
レンズを斜めに実装することで、持ち続けて写真を撮ってもそれほど疲れにくいようになっている。
もちろん、ずっと持っていれば疲れる。
この構成はいいのだが、斜めだとあまり高い位置に向けては写真は撮れない(画面が見られなくなる)ので
そこは注意したい。

艦これ


別になんでもいいのだが、最近負荷の高いPCゲームというと咄嗟に出せるのがこれしかなかった。
艦これを起動しつつ、タスクマネージャーで負荷を確認してみた。

もちろんフル稼働のときではないからまあこのくらいだろう。2倍くらいに跳ね上がっても
おそらくそう問題ないと思われる。

注意事項


ざっとデスクトップモードをいじっていて気づいたのだが、IE以外のブラウザ(Opera 17, Chrome)だと、
タッチ操作がクリックと連動できていないことがわかった。
スクロールなどはうまくいくのだが、タッチしてリンクやボタンをクリックしようとすると、
反応しないか、位置がずれてクリック動作が行われる。
そのため、デスクトップモードのChromeなどで艦これやちょっと凝った操作を求められるウェブアプリは
まともに操作できなくなる。
ストアアプリのIEやChromeに切り替えると、タッチ=クリックが完全に連動するため、艦これも
問題なくすべての操作が行えた。
(ペンやタッチの位置調整を試したが、それでも改善しない)

それから、デスクトップモードでIEとその他ブラウザであきらかに解像度?が違う。

わかりづらいかもしれないが、IEがクリアなフォントになっているのに対して、Chromeはにじんだフォントだ。

解像度はこの通り。

1920x1080のフルHDだ。
ちなみにストアアプリのモード(Windows8モードでChromeを再起動)にすると、完全にフルHDで
表示されていることがわかる。


他ブラウザがWin8/8.1のデスクトップモードに完全に対応できていないのかもしれないが、
メインPCではIEとその他ブラウザに違いが見られず問題ないところを見ると、
Surface Pro 2/Surface 2特有の現象かもしれない。
これから買われる方は注意していただきたい。

スタイラスペン


スタイラスペンを使うと、デスクトップモードでタッチ=クリック動作が完全に連動する。
しかしスクロール操作はできなくなる。
ペンについているボタンを押しながらタッチすると右クリック動作になる。
ちなみにこのペン、OneNoteと相性バツグンだ。

このあたりはさすがPCとして長く研究・実装されてきただけあって、Androidのスタイラスペンのある端末や
iOSなどとは比較にならないほどなめらかな書き味だ。
IMEも手書き入力があり、精度もかなり良かったと記憶している。
本体の重さを我慢すれば、企業や学生にノートとして持たせる価値もあるだろう。

OneNoteには送る機能(Androidでいう共有)が備わっており、画面の好きな領域を切り取って
ノートに貼り付けることもできる。

もちろんSnipping Tool(Win7から存在)や、音量下ボタンを押しながら端末側のWindowsボタンを押すことで
スクリーンショットを撮ることもできる。このあたりの自由度と連携具合はさすがPCといったところ。


終わりに


以上、Surface Pro 2を見てきた。最近のAndroidタブレット、iPadに慣れていると、
スタイリッシュになってきたとはいえ、分厚く重く、持ち歩くにはあまり適さないように思える。
我慢すればどうにでもなるが、結構厳しい。

ただ、AndroidやiOSとは違い、実質PC向けのOSを搭載しているので、その機能の豊富さと自由度は
比較にならないほど高い。最近のスマフォ・タブレットの流行で感覚が麻痺しているかもしれないが、
こちらはあくまでPCの範疇だ。当たり前か。

Windows8モードのストアアプリはまだまだアプリが豊富とはいえず、何が有名で使いやすいかも
なかなかメディアで特集されていないので見つけづらい。
デスクトップモードは今までどおりなので説明も解説も不要だろう。自分の使っているアプリは
すべて問題なくWin8.1で動いたし、このSurface Pro 2でも同じだった。その点は安心している。

タッチ操作はどちらのモードでも使えるが、デスクトップモードでは先に上げたとおり、
一部のアプリで注意したい。やはり合わせてType Cover 2を買っておいてよかった。
機器認証などの面倒な作業は本当に一切無くつなぐだけで使えるので、
これから購入を検討されている方は、多少高くても合わせて買うことをぜひオススメしたい。

スペックは自分の環境だと、一部メインPCを超えているのでそこは安心して当分は使える。
むしろメインPCにしてもいいくらいだ。解像度も1920x1080あるので広々と使える。
しかし、Win8以降に完全に対応できていないアプリはデスクトップモードではあきらかに表示が違う
(全体的ににじんだ感じになる)ので、そこはいただけないと思った。ブラウザ以外に自作ソフトもそうだった。
いずれ対応したい。
実際の操作面ではWindowsのネイティブのコントロールだと問題ないので、ブラウザが一番影響あるだろう。

Microsoft謹製だしそもそもPCなので、アップデート周りは一切に気にせず長く安心して使えるだろう。
他のメーカー製で上記のような現象が起きるかどうかわからないので家電量販店などの店頭に置かれる
Surfaceシリーズを含めた各メーカー製Win8.1マシンには、ぜひともChromeやOpera 17などMS製以外の
ソフトをテスト用に入れておいて欲しいと思った。

OS自体はいろいろ評価されているが、Win8.1になって、実際使ってみると噂ほど使い勝手は悪くない
ということがきっと分かるはず。
iOSではホームボタン、Androidでは戻る・ホーム・アプリ一覧ないしメニューボタンを
何か困ったときの基本として覚えておくのと照らしあわせて、Win8/8.1では画面端(液晶端)からの
なでる(スワイプする)操作
を基本として覚えておくと良いだろう。
それを覚えておくだけでも店頭で試す際にだいぶ印象が変わってくるはず。

多少気になる問題は残るが、 一台、ガツンと安定して使えるPC、半分はタブレット目的で
使いたいという方は、メーカー製よりもMS謹製のSurface Pro 2は買いだと思う。
もちろん、何が良いかわからないからソフトがたくさん揃ってるほうがいいという方は他メーカー製でも良い。
そうそう、PCの範疇なので、ウィルス対策は絶対に忘れないようにしておこう。

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