2013年11月3日日曜日

Xperia Z Ultraを買った!

発売されてから少々経つが、前々から欲しかった端末を買ってしまった。
それは・・・




Xperia Z Ultra




である。



今回もアルバムはGoogle+にあります。
Xperia Z Ultra写真


経緯


前々から欲しかったことは確か。なぜこのタイミング?と言われるかもしれないが、
知ってる人は知っているでしょう。Expansysの週末セール。10月25日にふとExpansysを見たら、
週末セールとして Xperia Z UltraとGalaxy Note 3が出ているではないか。
どちらも欲しい端末だ。ペン周りはすでに熟成されているNote3も欲しかったが、今回は
初の6インチ代と、スタイラスペン機能まわりが実装されたZ Ultraを試したいと思い、購入に至った。
価格は58,688円だった。

ケースと本体


それでは毎度おなじみの手順で見ていこう。
まずはパッケージと本体・構成内容だ。



Zなどは正方形だったが、Z Ultraは長方形のパッケージである。開けてみた。
何この不思議な大きさ!?
これが6インチ代の存在感なのかとまず思った。
本体、説明書、ACアダプター、microUSBケーブル、イヤホン、イヤホンの交換部位となっている。
SDカードなどの試供品は一切付属していない。

本体を見ていこう。
まずは正面。


6.44インチはとにかく大きい。これがファブレットと称されるものなのかと。しかし個人的にはファブレットなどと
いう表現は嫌いなので、ここは素直にタブレットと言うべきだろう。もはやその範疇。
上部にはSONYロゴの左隣りにフロントカメラが、それ以外は画面以外は特段変わったものはない。
画面が消灯していればただの黒い板だ。

次に左側面。

上部から、microUSB端子(蓋で隠れている)、中央部にはおそらくドック用と思われる端子。

次は上部。

左端のはおそらくマイクか何かのセンサーだと思われる。音声入力などで試してみたが、
マイクのようにも見えるが、詳しくは不明。

それから右側面。

上から、イヤホンジャック、microSIMスロット・microSDカードスロット、電源ボタン、音量ボタンとなっている。
イヤホンジャックはキャップレスで防水加工らしい。

そして下部。

右からストラップ穴、スピーカーである。

最後は背面。

カメラとNFC部だ。それから表面はZと同じく、ガラスの加工である。つるつるで気持ち良い。
なお、剥がして確認した写真はアルバムにあるのでそちらも合わせてご覧頂きたい。
それから驚いたのは、カメラのフラッシュがないということ。最近の端末ではまず間違いなく
備わっていただけに、これにはショックを受けた。何かのセンサーか基板の構造上仕方なかったのかもしれない。


端末比較


次は端末比較だ。
まずはGalaxy Note2, Xperia Z Ultra, Galaxy Note 8.0。

あのGalaxy Note 2が小さく見える!くれぐれもお間違いないよう気をつけたいが、
左の端末はGalaxy S3やS4などではない。Note2だ。衝撃だった。
あまり使いたくないがファブレットとはよく考えついたものだ。しかしこの大きさはもうタブレット扱いでいい。

次はNexus7(旧), Xperia Z Ultra, Nexus7(2013)。

縦横寸法の比率としてはNexus7(2013)に近いため、そちらと比べると
「Nexus7(2013)って以外に大きくないんだな」と思ってしまう。
ずっと眺めていると、間違いなく寸法の認識の感覚が狂ってくる気がする。

さて、お待たせしました。姉妹機たちとの比較。
Xperia Z, Xperia Z Ultra, Xperia A(ミクスペリア)だ。

これもじっと見てると感覚狂ってくる・・・

次はXperia Z Ultra, Xperia Tablet Zだ。

さすがにTablet Zは大きい。これだけ見るとZ UltraはZかと思ってしまう。
これはZ Ultraである。お間違えないよう。

さて、このXperia Z Ultraを手に入れたことで、ついにうちのZ三姉妹が揃った形になる。
その並びっぷりを御覧ください。


形状を似せたもので、大きさだけが違うモノはなんとなく揃えたくなる気持ちが出てくるのは、
iPhone-iPadユーザーならわかってくれるはず。

3台を手に挟んで持ってみた。

・・・良い。

ところで、合わせて買ったものがある。カバーケースと液晶保護シートだ。


買っておいてなんなのだが、カバーケースのほうははめる留め具がちょっと怖いので一度はめて
確認してから取り外した。取り付ける際、液晶保護シートがもしかすると上部右から剥がれてしまう
可能性がある。
それからこのカバーケースには磁力による画面オンオフ機能はない。ただのケースだ。


起動~各種設定


電源を入れる。買ってすぐではなく、空きのSDカードがなかったのでそれを買って取り付けてからに
なってしまった。

初回セットアップ画面はもうおなじみだろう。



途中、WiFiの設定やアカウントの設定を経て、完了。

そしてホーム画面だ。並びは左端、左、中央、右、右端の順に載せた。

標準で配置されているアプリやウィジェットが控えめなのはさすがメーカー製、SIMフリーなだけある。
これがキャリア版となると・・・そこはもうみなさんご存知のとおりだろう。

長押しでできる設定周りもこの通りすっかりおなじみだ。


アプリ一覧画面。

画面と解像度が高いので、一度に表示できるアプリが多いためか、ページ数は2ページと少ない。
・・・iPhoneだってメーカープリインのアプリしか入ってないのにアレだけウケているのだ。
(もちろん売れる要因はそれだけじゃないが)
キャリアはAndroid端末も余計なことせずにメーカー製プリインだけの状態で売ればいいのに。
あとは宣伝さえきっちりすればAndroidも変な印象がなくより売れると思うのに。
ドコモばかり目立つけど、その実AUの端末もものすごく多いよ。

それからこのアプリ一覧画面、画面左端からスワイプするとメニューが出てくる。

これは最近のAndroidの作法に則っているので良いと思う。さすがSony、このへんきっちりと整備してきてる。

お次は設定画面。画面サイズが大きいのでやはり設定項目も一度に収まる内容が多い。

Xperia接続設定も最近ではお馴染みだろう。


それぞれの設定画面


順に、その他設定のネットワーク、個人設定、音設定、画面設定。


ストレージ。

空き容量は11GBとなっている。まだ何も追加でインストールしてない状態だ。
人によりけりだが、このくらいあれば十分だろう。ただし、Z Ultraを電子書籍端末やそのたメディア周りで
ガンガン使いたい人は少々心もとなくなるかもしれない。(特に電子書籍は)
SDカードに移せるコンテンツがあれば適時移すなどして調整を考えるべきだろう。

セキュリティ。

my Xperiaなるものを発見。Zにはなかった。
これはGoogle Playストアのデバイスマネージャーと同等のサービスだろう。

電源設定周り。

もうおなじみのSTAMINAモードも健在。

そして端末情報。

ふと、機器診断なるものが気になった。

入ってみると、機器の簡単な仕様と状況が確認できるほか、なんと端末の各種動作を確認できるテストが行える。



もろもろその場で操作を求めてくる。それらを順に行って実際に反応するのか否かを確認できる。
そして・・・

結果が表示される。
しばらくするとレポートの画面ではきれいな形式で結果の情報が見られるようになる。
ちなみにこのレポートを共有することはできないもよう。スクリーンショットなどで保存すればいいだろう。

通信周り


Z UltraにはWiFi/3GモデルとLTEモデルの2種類が確かあった。
出た当初は危うく3Gモデルを買いそうになったが、おちついて確認してよかった。
今回もXi、OCN、b-mobileそれぞれで動作と速度確認を行った。

ちなみにいずれの場合もLTE表示となった。

ドコモ本家(Xiデータ通信定額プラン)


初めてこの手のことをされる方はうっかり勘違いをされるかもしれないが、ドコモのSIMを用意しただけでは
SIMフリー端末といえど繋がらない。ドコモから発売されている機種(白ロムも同様)以外で使う場合、
moperaの契約が必要である。契約を済ませてしまえば、ドコモの対象のSIMでmopera(APN=mopera.net)が
存分に使えるようになる。

速度はこうなった。

OCNモバイルエントリー




転送速度は若干かかったが、本家ドコモと遜色ないどころか、上回っているところもある。

b-mobile スマートSIM


ここはTurbo Charge時から。


次に通常時。

まあ、ここはこんなもんだろう。

ちなみに通話も可能なようだ(アプリもしっかりある)。
使おうと思えば電話として使うこともできるが、この大きさではおとなしくタブレットとして使うべきだろう。
(Bluetoothのレシーバー等使ってもよいだろう)


ベンチマーク各種


知っている人はご存知かも知れないが、Galaxy Note3がやらかした例もある。Sonyもやったやらないとは
考えたくもないが、あくまで参考程度にご覧いただければと思う。

quadrant




MikuMikuBench




VELLAMO




HTML5=2987, Metal=1165と出た。ZはHTML5=2174,METAL=614、Tablet ZはHTML5=2241, Metal=627だった。
Z姉妹の末っ子すげぇ!
ただやはりこのあたりはあくまで参考程度に。

アプリ


カメラ


カメラやアルバムアプリは最近のXperiaでは共通仕様なのでほとんど説明は不要だろう。


撮影した写真はこちら。

綺麗ではあるのだが、原寸表示で見てみるとブロックノイズ?なんか発生している。
どこかでそんなものが発生するという話を聞いたことがあるが、もしかしてその現象に出くわしたのか?
撮影時の設定は完全にオート。もしかすると撮る状況、設定により消せるのかもしれない。

手書き入力


これは標準で搭載されている外国語キーボードに内部的には通じているのか、通常のキーボードのモードにすると
そちらが出てくるが、手書きモードにすることができる。

日本語でも使えるが、そのためには手書きの設定で言語の追加が必要である。


設定したあと、何か検索するときに開くとこうなる。

驚いたのは、その精度。一文字一文字書くたびに入力欄に表示されていき、書き終わった頃には目的の文字が
入力されて終わっているということ。
写真だけでは伝わらないと思うので動画を用意した。

動画:手書きキーボードを試した

これならmazecいらないじゃんと思った。しかしながら細かい操作はできない。
たとえば変換やカーソルを左右に動かしたりはできない。カーソルを動かす場合には
iPhoneの頃からお馴染みの入力欄で直接タップして動かすしかない。これだけはmazecなどに比べて不便。

かなり良い精度とさっと書いて入力できるその手軽さは魅力だ。
mazecをお持ちの方にはZ Ultraでどちらを使うかは迷うかもしれない。

同じコンセプトを持っているSamsungのNoteシリーズと比べると、まだ出始めではあるが、
この手書きキーボードが初代?ですでに実装されている点はこちらが優位だなと思った。
日本語もバッチリ認識してくれるし。

スタイラスペン


標準でついているわけではない。なんと、普通の鉛筆などで画面を操作できるのだ。
すでにZ Ultraをお持ちの方は試していることだと思うが、自分もこれだけ用意して試してみた。

左から、普通のスマフォ用のタッチペン、Surface Pro 2のスタイラスペン、Wacom favoのペン、
ボールペン、鉛筆(削りなし、頭の部分)、鉛筆(削りあり)

動画:スタイラスペンを試した

結果:鉛筆、スマフォ用のタッチペンのみOKだった。
認識するか否かは素材の違いかもしれない。鉛筆の芯の部分か。

ちなみに試したあとの画面はこうなった。見づらい場合は原寸で見ていただきたい。

鉛筆の跡は、画面に芯で書いてしまうだけにそりゃ残るわな。
ちなみに直接書くのは怖かったので最初から貼ってある保護シートの上で試した。
あとでちょっとだけ剥がして画面を操作してみたが、結果は変わらずだった。

鉛筆の頭が丸まっているものであれば、安心して使えるかもしれない。

スケッチ


NoteシリーズでいうところのSノートといったところか。
あちらはすでに熟成されているので機能豊富でまとまっているが、こちらも負けてはいない。

指でも描けるし、鉛筆でも描ける。
ペンの設定なども揃っている。

Sノートと似た感じなのであちらで慣れている人であれば違和感なく使えるはず。

それといくつかのオプション機能もついている。
スタンプ?機能。写真を貼り付けてこういうものを追加して遊べる。


それから個人的に気に入ったのは、なんと写真やスタンプなどの表示順位を上下に変更できる機能があること。

この2枚の違い、わかるだろうか?
手書きで書いた文字に目のスタンプがある。それの表示位置(つまりZ座標)が変えられる。
ちょっと意味合いは違うが、簡易的なレイヤー機能と思ってもらえばよいだろう。
初代でここまで揃った機能があるなら十分だろう。
ただ、Sノートにあるような、編集モード-表示モード切り替え、ページ管理などはない。
それは今後のアップデート、あるいは2代目などに期待しよう。

もちろんPlayストアでお絵かきアプリを探せばこれよりいいものはたくさんあるだろうが、探すのが面倒。
最初からこのレベルのものが入っていれば大体の人は満足できるはず。

その他


スタイラスペン周りは今後に期待といったところ。Noteシリーズを使っているとなにげに便利な、
ペンをちょっと浮かして当ててるとその部分が拡大プレビューして見られる機能などが
Z Ultraにも備わると便利だろうなぁと思った。
地味に便利で使う人にやさしい機能が備わっているあたりはやはり先に出したNoteシリーズが優勢だ。
どうせやるならZ Ultraはどのペンでもそれができるくらいの上回りを見せてほしい。
・・・SONYさん頑張ってください!


終わりに


以上、Xperia Z Ultraを見てきた。自分がとかく引き合いに出したのはSamsungのGalaxy Noteシリーズ。
スタイラスペン機能が揃っているならば、同じコンセプト・機能を持つ端末と比べてみたほうが
良いと思ったからだ。
Note3をまだ持っていないので搭載スペックは比べられないが、どちらも最新スペック。
(Sonyは若干型を下げてバランス調整している傾向がしばしば見られるが)

画面の大きさは新境地だったのでしばらくは違和感があるだろう。Note2よりでかい。
自分の使い方として、今までNote2が担ってきた役割をこれからはZ Ultraにさせるだろう。
割りと手軽にさっと出せていたNote2とは違い、確実に大きいので手間取ることもあるだろうが、
大きいながらもギリギリ片手で持って扱えるサイズ(操作ではなく)なので、慣れれば
Note2以上に活躍させられると思う。
ちなみにカバーケースは別のものを買いたい。合わせて購入したものは留め具が気に入らないので。

スタイラスペン周りは最初の出来としては良いと思う。手書きキーボードとスケッチアプリは
プリインとしては程よく満足できるレベル。だがNoteシリーズの現在の出来と機能に比べたら
まだまだこれからだ。Z Ultraにも欲しかった機能はある。
もしZ Ultraがスタイラスペン周りを武器にする端末として今後も出してくれるのなら(次はZ1 Ultraとか?)
次も期待したい。というか、Sonyは1代限りではなくて今後もUltraシリーズを出すべきだと思う。
SamsungのNoteシリーズはペンとノート周りで手堅いユーザーとファンを獲得している(と思う)。
初代がこんなに良い出来ならばNoteシリーズに対する割りと強力な対抗馬になる。

それ以外の機能もアプリは最近のXperiaでは共通仕様になっているので、安心して使える。
バックアップと復元も揃っているので、SDカードを使って確実なバックアップもできる。
割とわかりやすいのでスマフォ・タブレットをまだ持ち慣れていない方でもそんなに苦労せず使えるはず。
(ただしキャリア版が出るとしたら排除される機能がある可能性大なので注意)

もし買われる方は、キャリアから出たらNote3かZ Ultraかはどうかたくさん迷って納得いった方を
買っていただきたい。悩む楽しみ、選ぶ楽しみ、自分で納得できたものを買える楽しみがある
周囲や流行に流されないで選べるAndroidならではの楽しみを味わってほしい。
特に製品コンセプトが決まっているNoteシリーズやZ Ultraならばなおさらだ。

電池の持ち、しばらく使った感想はまた後日報告できたらしたいと思う。
手頃なペンとノート代わりの端末が欲しいと思った方、Xperia Z Ultraは割りと買いです。
ただし、電話としてはあまり考慮しないほうがよいと思う。


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