2014年6月2日月曜日

Padfone miniを買った!

さて、今回も仲間入りした端末がある。今回は・・・



Padfone mini




である。
Padfoneシリーズはその特徴的な仕組みと程よいスペックで一番好きな端末のシリーズである。


今回もすべての写真はGoogle+にあります。
Padfone mini写真



経緯

Xperia Z2をいじり始めて数日、ふとなんとなくPadfone miniってもう発売してるんだっけ?と思って検索したのが
始まりだった。
検索してみると、すでにPadfone miniを手にした方々がいらっしゃるではないか!
Padfoneファンのひとりとしてはこれはまずいと思い、その日の夜にebayにて注文した。
ちなみに普段よく利用するExpansys, Clove Techでは扱っていなかった。

そしてDHLによる発送で素早く・・・とはいかなかった。普段なら何も言わずに配達までしてくれるのに、
今回に限ってDHLから事前連絡。本当にこの指定の店で買ったのか、税金がかかるがいいか?と。
疑問に思っていても仕方がないので、さっさと答えて配達してもらった。それでもその日から4日くらいかかった。
国内でずいぶん待たされた。


本体・ケース

さっそく箱・梱包内容から見ていこう。

梱包内容は、Padfone mini本体、Padfone mini Station, イヤホンジャックと換えのカバー、microUSBケーブル、そしてなんと
日本と同じコンセントの方のACアダプタだ。

本体を見てみる。




Padfone miniの外観から。
上部・・・左から、イヤホンジャック
左側面・・・上から、microUSB端子・microSDカードスロット(本体内)、
正面・・・左上から、フロントカメラ、各種センサー、画面、戻るボタン、ホームボタン、アプリ一覧(またはメニュー・スクショ)ボタン
右側面・・・上から、電源ボタン、音量ボタン、カメラシャッターボタン
下部・・・左から、Padfone mini Stationとの結合の端子部、マイク穴
背面・・・上から、フラッシュ、カメラ、スピーカー


続いてPadfone mini Stationを見ていこう。






Padfone mini Stationの外観。
上部・・・左から、Padfone mini挿入口
左側面・・・上から、なし
正面・・・左上から、画面
右側面・・・上から、microUSB端子、電源ボタン、音量ボタン
下部・・・左から、なし
背面・・・上から、Padfone mini挿入部、スピーカー

Padfone miniのカバー内

Padfone miniは初代に近く、カバーを開けてSIMやSDカード、そしてなんとバッテリーを交換できる。
バッテリーは1500mAhと最近のスマートフォンと比べて心もとないので、できれば替えのバッテリーは欲しいところ。

カバーを外すには左側面の下部のほうにあるくぼみを爪でひっかけて引っ張って取り外す。

ここで気をつけたいこと。取り外す際は左側面側を全てはずしてから背面、そして最後に右側面側を外すようにしよう。
右側面には電源ボタン類がある。ムリヤリ変な方向から取り外そうとすると壊してしまうおそれがある。

ふたはプラスチック。やわっこい。
ただ慣れればそう怖がる必要もなくなるだろう。

電池のそばにはSIMカードスロットが2個ある。左側面側にはmicroSDカードスロットだ。

このPadfone miniのモデル、じつはデュアルSIM式なのだ。両方にmicroSIMを挿して使える。
ただまあ、日本ではあまり意味がないだろう。

合体

お待たせしました。Padfoneといえばスマートフォンとタブレットの合体。

今回は数枚連続で写真を撮り、Google+の機能でGIFアニメにしてもらった。
どうぞ!



端末比較

端末同士の比較も見てみよう。

まずはこれらから始めねばなるまい。
Padfone, Padfone mini, Padfone 2だ。

初代Padfoneとほぼ同サイズだ。ただ軽さは断然Padfone miniのほうが軽い。

次はメーカー色とりどりの組み合わせ。HTC One mini, Padfone mini, Nexus 5。


次はPadfone Stationらだ。Padfone Station, Padfone mini Station, Padfone 2 Station。


最後は7インチ帯。Galaxy Note8.0, Padfone mini Station, Nexus 7(2013)だ。



起動~各種設定

SIMを挿れて充電して、さっそく起動。


ロゴのあとはちょっとデザインの違う初期設定画面が出てくる。

とはいえやることは他のと変わらないので、安心して進められる。


ホーム画面・アプリ一覧

Padfone miniから。
まずはホーム画面。左端→中央→右端の順に並べている。


アプリ一覧。

グリッド数が少々少ないのでページ数が必然的に多くなる。
ASUS製もわりとプリインアプリてんこ盛りだが、GalaxyやHTC、Sony以外の国内メーカーと違いそれほど気にならない。
さっぱりした印象でそれほど使い勝手も悪くなく、不思議とちょっとずつ使いたくなるアプリばかりだ。
なお、1ページ目の明らかに中国向けのアプリと思われる3つは、確実にアンインストールできるので気になる場合は削除しておこう。

次はPadfone mini Station時。
Padfoneシリーズでは、ホーム画面やアプリ一覧の状態をPadfone単体、Station合体時で切り分けて使うことができる。
Padfone miniでは夕焼けの壁紙だったのが・・・



Padfone mini Stationでは海の壁紙。ちゃんと切り替わっているのがわかる。

Station時のアプリ一覧。

この写真を撮ったときはすでに3つほどアプリを入れた後だが、それを引いても3ページだ。

Station時はミニアプリも使える。

頻繁に使うわけではないが、あるということを知っていると、地味に便利な機能だ。
このあたり、WindowsやMacなどのPCのOSがどれだけよくできていてマルチウィンドウ方式は
(わかりやすさは別として)便利なのかが改めて思い知らされる。

設定画面

設定画面の項目自体は同じだが、Padfone miniとStation時では画面の大きさが違うため、見た感じの雰囲気が異なる。
Padfone miniPadfone mini Station

設定画面は気になったところをチョイス。

デュアルSIM設定画面

デュアルSIM方式なので当然だ。
ちなみにAPN設定もこうなっている。

ドコモSIMを挿れていると、自動的にmoperaUのAPNがセットされるようだ。

ストレージは10GBだ。

ハイスペックではなく、ミドルスペック帯なので、10GBでもまあ問題ないと想定されているのかもしれない。
microSDカードも使えるのでストレージの心配はほとんどないと思える。ただStationがあるので、ガッツリと
大きい容量のmicroSDを揃えたいところ。

省電力設定。


ASUSカスタマイズ設定。

特徴的な機能まわりはこの画面にまとめられている。

Key settingsつまりキー設定。アプリ一覧長押しでどの機能を呼び出すかを選べる。
アプリ一覧か、スクリーンショット機能、あるいはメニューボタンのいずれかだ。
キー設定はわりと状況に応じて変えたいところなので、これ自体のショートカットがあってもいいと思うが・・・


Padfone設定では、Stationと合体した時に、開いていたアプリをどうするかなどが設定できる。ここの設定は
Stationではウィジェットがある項目もある。

言語と入力。

日本語キーボードも最初から選べるし使えるので安心だ。
しかし、フリックやスワイプが認識されにくいのか、誤入力が発生しやすかった。気になる場合は
Google日本語入力やATOKなど別のものを入れよう。

バージョン番号等。


なお、このあとアップデートがあったのでやっておいた。



通信

通信を見ていく。このPadfone mini、残念ながらLTE対応ではないのだ。それを踏まえてまずはXi SIMから。


次はOCN モバイルOne。

またしても本家より速度が出てる。

最後はb-mobile プランN。

もうお察しくださいのレベル。


ベンチマーク

ベンチマークも見ていこう。毎回言うことだが、あくまでも参考程度に。


MikuMikuBench




Quadrant



VELLAMO


なぜかランキングが表示されなかったので数値だけ。
HTML5=2182、METAL=628と、HTML5ではXperia Z2の1608を上回っているが、METALは大きく違う。
Moto GのHTML5=1948, Metal=517、HTC One miniのHTML5=2207, Metal=607とは似通った数値だ。
やはりミドルスペック帯ということが見て取れる。

スペックはこうなっている。Padfone miniはこう。


Padfone mini Station時はこうなっている。



アプリ

アプリはプリインアプリがちょっと多いのでさわりだけ紹介。

AppLock

アプリや設定のロック・保護アプリだ。このあたりは純正ならではの安心感があると思う。

AudioWizard

Padfone 2で登場したと思われる、Padfone mini本体の音質を制御するアプリだ。
ちなみにイヤホン接続時はこの設定は意味は無い。

Splendid

つまりディスプレイの設定だ。なぜあの設定画面におかずに独自アプリなんだろうと気になったが、
見た目のわかりやすさはこちらのほうがいいかもしれない。
・・・が、正直言ってアプリ名がわかりづらい。開くまでアイコンはゲームっぽいなと思っていた。

ASUS Story

撮った写真を選んで実際のフォトアルバムふうに作ることができるアプリだ。最近のものでたとえると、
Google+のストーリーを自分で作れるといったものか。これは前にPadfone2の頃に試した。
わりといいコンセプトでさっぱりしていて使いやすいかもと思ったが、残念ながらASUS製端末でしか使えない。
もったいない。


カメラ

さてカメラだ。8メガピクセルと、最近のハイスペック帯やデジカメに比べると何段階も見劣りするが、
以前本で読んだところによると、あまり画素数が高すぎても光がどうとかで汚くなってしまうらしい。
何事もほとほどが一番ということなのか。ともあれスマフォのカメラはメーカーごとにかなり差がある気がする。

起動するとチュートリアルが始まる。

ASUS製端末のカメラアプリは割りところころ変わるイメージだったが、Padfone2のころとそれほど変わらない。
アイコンデザインがフラットになったのはひと目で分かった。



被写体はいつもどおりミクさんたち。

撮影情報はこちら。


設定項目。

エフェクトは左のボタンから選べる。

詳細な設定もろもろ。


最後は撮影モード。

このあたりはGalaxyシリーズ、最近のXperiaシリーズの撮影モードとだいたい機能は似ている。

一つ面白いと思ったのは、GIFアニメが作れるモードがあること。
撮影自体は連写で行うのだが、その元の写真20~30枚は保存されず、代わりにGIFアニメだけが保存される。
自動アップロードとかをONしていると各オンラインストレージにそれらが行ってしまいがちだが、このモードを使えば
GIFアニメだけをアップロードしてもらえる。便利で楽しいモードだ。

Station時のカメラ

Station時でもカメラが使える。画面はこうなる。


一つ注意点。
Station時はフロントカメラが使えない。つまり自分撮りができないのだ。大きい画面で自分と誰か、何かを撮れるのは
かなりポイント高かったのだが・・・
Stationも今までのPadfoneと違って小さくなったから、そのあたりの回路がStationに含められなかったのだろう。
それ以外は大画面でカメラを安心して操作できるレイアウトになっている。

ギャラリー

関連してギャラリー。Android標準だったギャラリーとは異なり、ASUSの独自改良がくわえられている。

Padfone 2のころのASUSスタジオと違い、こちらは高速で写真を表示してくれる。
設定はクラウドや最近の写真の表示の可否、写真撮影日を表示するかどうかなど、無理なくこまかくわかりやすく設定できる項目のみで、
よい作りだと思った。


終わりに


以上、Padfone miniを見てきた。
スペックはミドルスペックで、この前買ったXperia Z2、その前に買ったGalaxy Roundなどにはかなわないだろうが、
7インチのPadfone mini Stationでもって、それらデメリットを別の方向から補ってあまりある端末、
それがPadfone miniである。

Padfoneのときは毎回行っている気もするが、スマートフォンもタブレットも両方同じ設定で扱えるこの端末を
日本でもちゃんとした経路で発売して欲しいと思うところ。
Padfone 2は日本でも出てSIMフリー製品として売られたがその後は売れた、目立ったの話を聞かない。
やはりキャリア販売は日本ではまだまだ強大だったのだ。

ならば、ASUSさんはまたPadfone miniをSIMフリーで販売して、今度はMVNOを運営している会社と提携して、
各社のSIMカードとセット販売するといったやり方はどうだろうか?
キャリア販売ではないのでたしかに目立たないかもしれないが、MVNOは最近雑誌や各サイトでも目立ってきてるし、
そこでPadfoneという、ものすごく特徴的でかつ、スマートフォンとタブレットを両方一気に買い揃えられる
製品がドン!と宣伝されて出てきたらどうだろうか。
キワモノと判断せず、その利点を分かってくれる人は一般人の中にもきっといるはず。その人達を皮切りに
MVNOとPadfone miniと合わせて相乗効果で広まっていけば、キャリアもアホみたいな割高プランと
決まりきったハイスペック端末のみでのうのうとやっていられなくなるだろう。そう願いたい。

バッテリーも最近の端末としては心もとないのは正直に言わないといけない。が、4.3インチと7インチの組み合わせ、
高齢者の方や40~50代の方ならばそんなガンガン使わないだろうし、ときには大画面で安定した使い方をしたいだろう。
そういった世代や狙いどころを攻めるためにも、ASUSさん、MVNOやってる会社さん、頑張ってみませんか?
Padfoneシリーズはちゃんとわかれば理想的な端末なのだから。

8 件のコメント:

  1. 大変参考になりました。ところでこれは8GBモデルですか。eBayでおいくらでしたか。

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  2. 買ったのは16GBモデルで、422ドルでした。
    出品者によって変わりますのであくまでご参考までに。

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  3. ありがとうございます。

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  4. 時間も経ってるので非常に今更ですが…
    すみません、念のための確認ですが、この記事って「Padfone mini」じゃなくて「Padfone mini 4.3」の記事ですよね?

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    1. 製品名はPadfone miniだったと認識していましたが、
      ebayで公開されていた時はたしか~4.3とついていたと思います。
      うろ覚えですみません。

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  5. 突然ですみません
    スマートフォン側のMICROUSBの端子は特殊な形のようですが
    7インチタブレットのMICROUSBの端子は一般的なものでしょうか
     モバイルバッテリーが使えるのか気になります

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    1. スマフォ側の端子は、側面にmicroUSB端子と、もう一つ、下部にStationと接続するための特殊な端子の
      2種類あります。Station側には側面にmicroUSB端子があります。
      どちらのmicroUSB端子も、一般的な形状でしたので、問題なくモバイルバッテリー等使えるはずです。

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    2. 貴重な情報をありがとうございます
      2箇所のwebで スマホ側の形状が特殊
      次に出た infinityで改善された
      そのような内容が あったので疑問に思っていました

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