2014年12月10日水曜日

ZenWatchを買った!

以前Zenfone5の記事で予告したとおり、今回は新たなスマートウォッチが仲間入りした。
その名は・・・





ZenWatch




である。

Zenfoneとデザインやモチーフ?がよく似ている、それでいて単体でもかなりおしゃれにまとまってる
スマートウォッチだ。

今回もすべての写真はGoogle+フォトにあります。
ZenWatch写真


経緯


Zenfone5とセットでAmazonで買ったもので、発売日を過ぎたにもかかわらず、なかなか届かなかったが、
12/6にようやく届いた。Amazonにて、32,184円なり。


本体・ケース


早速本体やケースから見ていこう。梱包内容はこのとおりだ。



本体、充電器、USBケーブル、ACアダプタ、説明書というセットである。
箱や本体をひと目見ただけでもわかる。かなり高級感というか、スタイリッシュさ・格好良さを考えて作られている感じだ。
時計本体はもちろんのこと、ベルトは革製で留め具が金属製でぱちんとはめるタイプだ。




側面には何もついていない。正面に画面があるだけである。
それから、画面から縁までの距離が長くなっている部分には、脈拍等を測るためのセンサーが内蔵されているようだ。
背面には充電端子と、なんと電源ボタンがある。
G Watchには存在せず、なくても問題ない感じだったので、逆に違和感を覚える。
これ、うっかり押してしまう心配ないのだろうかと思ってしまうが、軽く触れたくらいでは押されたことにならず、
数秒押さないと電源OFFにはならないので特に問題なかった。

充電器




時計本体にはめる。


G Watchと違い、異様なまでのフィット感。きっちりはまる。多少振ってもずり落ちたりしないほどにピッタリはまる。
もしかしてこう使うことも想定しているのだろうか?


充電器ハメたまま腕につけても(見た目は別として)おかしくないくらいのフィット感。
もしかすると、充電端子の汗による腐食を防ぐ目的もあってこうなっているのだろうか。
もしそうならば、今後材質や色のデザインが異なる充電器が出てもおかしくないくらいだ。
というかむしろ出て欲しいレベル。

端末比較


まだ2個しか持っていないので余り意味ないがせっかくなのでしておこう。
ZenWatchとG Watchである。



ハッキリ言わなくても、あきらかにZenWatchのほうが数倍カッコ良い。
ベルトはもちろんのこと、こころなしか画面も、触り心地が違う。ZenWatchのほうがなめらかで気持ち良い。

付けた感じではこうか。


・・・2つも時計をつけること自体意味が無いしなんか傍から見たら頭おかしいんじゃねーのかと思われそうだが、
せっかくなのでやってみた次第。

充電~起動


G Watchと同じく、充電し始めたらすぐに電源がついた。
充電器がない環境で電源が落ちてしまったら(どんな状況かわからんが)、背面にある電源ボタンを数秒長押しで起動できる。



セットアップ・ペアリング


ZenWatchをセットアップしつつ、親機にするスマートフォンでは、必要なアプリを入れることになる。
今回は、せっかくセットで買ったZenfone5を親機にしてみた。
手順はG Watchの時とまったく同じだ。



ZenWatch側では言語を選び、そのあと待機状態。
Zenfone5側ではまずAndroid Wearアプリを入れる。また、必要に応じてZenWatch Managerというアプリを入れる。
せっかくなので必ず入れておきたいところ。



Android WearアプリでZenWatchを検知したら、Bluetoothを通してペアリングする。画面の指示にしたがってやればいいので
簡単だとは思うが、まったくの一般の人だとすぐにはできないだろうから、詳しい人がそばにいるときにやってみよう。
一度ペアリングすれば同じ作業は不要だ。(別の端末を親機として使いたい場合は再度ペアリングする必要はあるが)


設定・アプリ


ZenWatch側で音声入力をしたときにどのアプリを優先的に使うかは、親機側のAndroid Wearアプリで設定を行う。



ここの設定はすべてのAndroid Wear機器で共通だ。一度見れば他の端末・Android Wear機器に変えても同じ
知識が使えるのは非常にありがたい。

Android Wear機器側のちょっとした設定はその機器側で行う。ZenWatchも例外ではない。
ただ、ZenWatchはASUSによって専用のアプリがスマートフォン向けに公開されている。それが上記のZenWatch Managerというアプリだ。

これを使えば、ウォッチフェイスを変えたり、プリインのAndroid Wearアプリを起動したりできる。
また、おすすめのアプリで紹介されている、ASUS Remote Cameraは必ず入れておきたい優秀アプリだ。
G Watchのときに入れた、Wear Camera Remoteより動作速度は良い。

アプリ一覧


ZenWatchでも、アプリ一覧はかなり深い場所にある。画面をタッチして音声入力を起動したあと、下からスワイプする。
すると音声入力例が出てくる。下の方にある開始...をタッチすれば出てくる。

が、やはりこれは使いづらい。たどる階層が深い。やはりWear Mini Launcherはインストール必須アプリだろう。


ウォッチフェイスの変更


Android Wearでは時計の種類を変えることができる。画面をタッチして音声入力を起動したあと、下からスワイプする。
すると音声入力例が出てくる。下の方にある設定から、ウォッチフェイスの変更を選択する。



ZenWatchオリジナル?のウォッチフェイスもあるようだ。これらはG Watchでは見たことないので、おそらくオリジナルだろう。
逆に、G Watchにあったウォッチフェイスがいくつかないのにも気づいた。
それから、写真やいくつかのウォッチフェイスはAndroid Wear共通のようだ。



自分は、このウォッチフェイスに決めた。日時のデジタル表示、バッテリー表示あり、歩数表示あり、着信数表示ありと、
表示が満載ながらも、見やすく収まっている。

消灯して待機状態になってもわかりやすい表示が気に入った。

電話を探す


これは地味に便利なアプリだろう。ZenWatchでこのアプリを起動すると、親機であるスマートフォン側で画面表示とともに
ブザーがなる。


Zenfone5側では電話を探すアプリというもの自体はなく、おそらく先に入れたZenWatch Managerの機能の一部として
鳴っているのだろう。

コンパス


G Watchにも同様のアプリはあったが、こちらも同様だ。ただし表示の仕方が異なる。


Wellness, Fit


FitはGoogle製の歩数や健康チェックアプリ、WellnessはASUS製の同様アプリだ。
Fitの画面はこうなっている。


ZenWatchは心拍数をはかるセンサーがついているためか、Fitアプリでもそれを使った機能が表示される。
G WatchのFitアプリでは見られなかった画面だ。

Wellnessの画面はこちら。

だいたい同じ作りで、心拍数を測る画面も同様に出てくる。


測り方はこのように測る。
腕につけている状態を考えると、無理の無い向きで測ることができるのはポイントが高い。

使った印象では、Fitのほうがわかりやすくて良いと思った。
心拍数の測定でも、反応がわりと認識良かったのもFitだからだ。

Remote Camera


これはG Watchのときに入れたWear Camera Remoteではない。ASUS製のリモート操作アプリだ。



動作速度はWear Camera Remoteよりもこちらのほうが上だ。
機能も、前面背面カメラ切り替え、フラッシュON/OFF、タイマー、そして、Wear Camera Remoteにはなかった(とおもわれる)
ズームボタンがある。


これならZenWatch側だけでも十分な撮影操作ができるだろう。

・・・両手を用いてZenWatchで撮るくらいなら最初からZenfone5や他スマートフォンで撮れよという
つっこみはしてはいけない・・・

その他


その他、Remote Linkアプリやよくわからないフィットネスアプリがある。LG G Watchと比べると、プリインアプリが多めだ。

Remote LinkはZenfone5にも同名のアプリが入っていた。あしたで適切に設定しておけば、プレゼンテーション時に
ZenWatch側のRemote Linkである程度の操作ができるようだ。
これはいずれZenfone5のRemote Linkともども、試してみたい。

使ってみた


12/6に届いて、少々いろいろあって使い始めたのが12/7から、ということになった。8~9日にかけて1日半試した結果は次のとおり。

バッテリーの持ちは明らかにG Watchより悪い。G Watchのほうが持ちはよい。まだバッテリー1回も枯渇していない第1回目の
起動だったせいなのかもしれない。これはもう少し使って確認したい。

画面は誤タッチを防ぐためなのか、軽く触れたくらいでは反応しない。そのため逆にちゃんとタッチした場合でも
反応しないことがしばしばある。若干イライラしてくる。
ベゼルからなでるようにスワイプしたりすると、反応はやや良くなる。

それから充電したまま操作すると、確実に反応が悪くなる。そして、アプリも異常終了や同期でエラーが起きる。
Androidスマートフォンでも昔のバージョンでは充電中に操作すると誤動作が起きやすくなるといったことがあったが、
あれと似たような状況と思える。

ただ、上記の不満を補って余りあるほどの外観の格好良さ、これに尽きる。
ベルトは革製が標準で付いていて質もよさげで違和感ない。
本体と画面は若干湾曲しているので、G Watchよりも腕に沿って付けられるので、邪魔!という感じはしない。
気になる充電端子は、G Watchのそれよりもほんの少しだけくぼんでおり、なおかつ位置が腕に当たりにくい部分にある。
そのため汗や毛深い人の毛で端子部分が傷んでしまう可能性は抑えられている。
事実、つけていて充電端子が肌や毛に当たることはG Watchより格段に少なかったので、安心して付けられた。

とはいえ気になるという人は、充電器をつけるという変則的な方法もある。
上記で紹介したが、ZenWatchの充電器は材質はゴム?シリコン?製で、本体にぴったりはめられる、フィットするタイプの充電器だ。
見た目もそんなに悪くない。充電器を付けた状態で腕につけていても、自分から言わない限りは
そんなに他人にも気づかれないと思う。
ただ、充電器をつけているとその分厚みがますので、ベルトの留め具はゆるめておきたい。


簡単に外せて調整が楽なベルトと留め具である。


終わりに


以上、ZenWatchを見てきた。中身はG Watchと大差ない。Android Wearはメーカー独自の過度な改造を許していないという
のをどこかで見た。同じ仕様なので機器を変えたとしても安心して知識や経験を使いまわせるだろう。

見た目は、ひと目で気に入った。G Watchも悪くないかなと思っていたが、ZenWatchはより時計らしさをプラス、
それでいてAndroidスマートフォン的な外観のを雰囲気的に残した、絶妙な形という印象を受けた。
時計は円形、じゃなきゃ嫌だ!という人以外には、普通にオススメできると思う。

Playストアでは販売されていない。だが、普通にAmazonで購入することができるので購入経路としても問題ないだろう。

中身安心、外観もスタイリッシュで高級感が漂うZenWatchだが、一つだけきがかりなのは、
Zenfone(シリーズ)との連携に特化しすぎて、他のスマートフォンを親機として使った場合に一部の固有機能(アプリ)が
使えなくなってしまうのではないか?という点。
Androidでは、メーカー製アプリは他のメーカー製端末ではインストールできないことがほとんどだが、
ZenWatch ManagerやASUS Remote Cameraは、手持ちのXperia Z2でもインストール可能だった。
なので特殊なセンサーが絡むところ以外は問題なくAndroid Wearアプリを使いまわせるだろう。

Amazonだけでなく、店頭とかでもZenfone5とZenWatchセットなら割引!とすれば売れるかもしれない。
ZenWatch単体で販売されて売れてくれるならそれに越したことはない。が、せっかく同じモチーフ?で統一しているのだから、
そういう風に販売してうまく広めて欲しいところ。
とりあえずしつこくないレベルで、家電量販店や望めるならキャリア販売などもして展開してくれればいいなと思う。
Moto360やG Watch Rと違うタイプのスマートウォッチを求めるなら、ZenWatchは落ち着いた格好良さでオススメである。

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