今回はスマフォとは異なるものです。
今回は・・・
PHILIPS Hue ホワイトグラデーションスターターセット
を買いました。
アレです。今流行のいわゆるスマートホーム実現をしてみました。
先立ってGoogle Home miniを購入、我が家に導入していたので、せっかくだから目玉機能も使えるようにしないとそりゃ嘘だろと思い立って実現。
今回はレビューというわけではなく、実現に至った手順をまとめたいと思います。
これから導入したい、という方の助けになれればと。
やりたかったこと
音声で「電気つけて(消して)」
必要なもの
・Google Home (mini)
・WiFiルーターおよび中継機(LAN端子が1つ以上あるもの)
・PHILIPS HUE ホワイトグラデーションスターターセット
・スマートフォンおよびタブレット
手順
1) Google Home (mini)セットアップ
このあたりは事前にやっていたので楽だが、こいつを購入してセットアップしないことには始まらない。
・Google Home
・Google Home mini
・SONY LF-S50G
どれでもよいので事前に買っておこう。SONYの製品を挙げたのは、Google Asistantが使えるからで、一緒くたにしてもよいと判断。
家庭環境によってはWiFiルーターや中継機を設置しないとネットがうまく繋がらず、Google Homeがただのまんじゅう化する可能性もあるので、
よく自宅の事情を調べておきましょう。
1-1) Google Homeアプリインストール
1-2) Google Homeアプリにアカウント連携
1-3) Google Homeアプリで「デバイス」からGoogle Home (mini)を検出、セットアップ
Google Homeは複数アカウントで連携して使えるので、人ごとに予定や判断を変えてほしかったら家族それぞれのスマフォで連携の設定をしよう。
ただ普通に音声認識させて回答を得るだけだったら、声の認識周りのセットアップは不要。
(アカウントそれぞれのセットアップ中に声を認識させると、どうやら人を分けて認識する確率がアップする模様)
今回のPHILIPS Hueに対しては複数アカウントのセットアップは不要のはず。
なお、Google Homeではデフォルトでは何のリアクションも返さずにGoogle Homeは音声認識を始める。
それがわかりづらくて不安という方は、サウンドを鳴らす設定をするとよい。
デバイス→Google Home(名前を変えていたらそれ)→右上のメニューから設定→ユーザー補助
で、サウンドをオンにしよう。
PHILIS Hueのスターターセットを設置
我が家はGoogle Homeを居間に置き、PHILIPS HueのLED電球を廊下2箇所に設置したかったため、ブリッヂも自動的に電球に近い位置のコンセントに
設置することに。(上図の写真)
電球はE26口金なので、一般家庭のそれなら大抵は問題ないはず。
というわけで廊下2箇所に取り付け。ブリッヂを廊下の途中のコンセントに接続。
すでにWiFi中継機を取り付けてあるのでLANケーブルでブリッヂ←→WiFi中継機も問題なし。
このブリッヂ周り、他の家では特に気をつけてください。
PHILIPS Hueアプリに接続
PlayストアでPHILIS Hueアプリをインストール。ブリッヂと認識させてライトをセットアップするだけなら、PHILIPS Hueのアカウント登録は不要でした。
自動的にブリッヂを認識して、いざセットアップ続行。
1) ライトのセットアップ
2) ルームのセットアップ
初期設定でこれらをいっぺんにやってくれるのだが、自分の環境ではライトの一つが認識されなかったため、設定を全部削除してやり直し。
電球のハメ具合が甘いのかと思い取り付け直したり、取り付ける位置を変えてみたけど、やっぱりひとつだけダメ。交換か・・・と思ったが、ライトを手動で登録することができるのがわかり試してみた。
手動で登録するには、電球の端子近くに印字してあるシリアルNoを入力する必要がある。
一度2つとも外して端子付近に書かれたシリアルNoをメモ。再び取り付けて、アプリでシリアルNoを入力して登録。
すると、LED電球2つともブリッヂから認識されるようになった。
改めてライトのセットアップを終え、ルームのセットアップへ。
ライトのオンオフはルームごとに行うことになる。一つのルームに複数の電球を登録させることもできる。
うちは、廊下の中心と階段脇と2箇所に取付口があるのだが、配電が異なるのか、スイッチも分かれていた。なのでとりあえず
・廊下
・ロビー
と適当に分けて2つの分け方のままに。
3) PHILIPS Hue単体での確認
これでPHILIS Hueアプリおよびセットにあったdimmer スイッチからライトを操作できるようになった。
アプリ上ではルーム別にオンオフできるが、dimmerスイッチでは全てのライトが一斉に操作される。
このあたりの融通は、家庭によっては家族共用のタブレット等を導入して、そこに同アプリを入れておけば色々スムーズかと思う。
PHILIPS HueのLED電球は調光機能がついているらしく、dimerスイッチにあるボタンを押すと、明るさが変わる。色のタイプも変化するのでこれだけでも導入してよかったと思えるほど。
しかし最終目的は、あくまでも音声による操作なのだ。
Google Homeに接続
いざGoogle Homeへ。
1) アプリを開き、「スマートホーム」に入る。
2) +ボタンをタップしてPHILIPS HueのLED電球を(ブリッヂ経由で)登録する。
なお、この時点で初めてPHILIPS Hueのアカウントが必要となる。(ブラウザ経由で飛ばされる)
ここではGoogleでログインもできるので手っ取り早くヤリたい人は、GoogleアカウントでPHILIPS Hueアカウントに登録すると良いだろう。
3) PHILIPS Hueアプリのときと同名のLED電球が検出されることを確認する
通常は問題なく検出されるが、ブリッヂを繋いでるWiFi中継機の電波状況をよく確認しておこう。弱いと途中でエラーになる。
それから途中で失敗したとか、認識できませんでしたとかエラーが出ることがあるが、とりあえず戻るボタンで戻ってみると、問題なくLED電球が認識されていたりするので、困ったらとりあえず戻るのもアリ。
Google Homeアプリでも部屋(ルーム)を割り当てることになる。PHILIPS Hueアプリのルームとは別の場所を付けられるが、混乱を防ぐため同じ場所名が無難。
ニックネームは、音声による操作のときに使うことができる別名みたいなものである。
4) レッツ、「Ok Google」 or 「ねぇGoogle」
・・・できませんでしたぁ!!
何度喋っても理解してくれないぜGoogle先生・・・。
試しにスマフォのGoogle Asistantに、「OK Google. 廊下の電気つけて(消して)」と喋ったら、見事ライトが付いたり消えたり。
Google Home自体とPHILIPS Hueブリッヂの連携はうまくいっている。しかし、肝心のGoogle Home (mini)本体で音声認識して
オンオフしてくれないと意味がないのだ。
ニックネームを変えたり、Google HomeアプリでGoogle Home本体自体に部屋を割り当ててみたりしたが、効果なし。念のため家族共用のNexus 9のGoogle Homeアプリでもスマートホーム設定をしたが変化なし。
途方に暮れかけたが、ふともう一度PHILIPS Hueアプリを開いたところ、ファームウェアのアップデートが来ていた。ブリッヂ、各電球、dimerスイッチ全てに更新が来ていたので早速実行。
PHILIPS Hue自体に特に変化は見当たらず。(そりゃ見えるほど変化あったらそれはそれでまずい気もするが)
そして再び我が家のGoogle Home mini(まんじゅう)に語りかけてみた。
「Ok Google. 廊下の電気付けて。」
ピコッ
スマートフォンのGoogle Asistantも同時に反応した。違う、お前じゃない。
気を取り直して、再度。
「ねぇGoogle。廊下の電気付けて。」
Gooogle先生はどうやら認識して機能を実行する際は、無駄口叩かず黙って実行してくれるらしい。廊下を見ていたら、スゥッとライトが消えた。
成功である!!
「ねぇGoogle。廊下の電気消して。」
スゥッと消えた。2つとも消えた。
2つとも?
Google Homeアプリでも、廊下(廊下)とロビー(1階)で分けていたはず。2つとも消えるのは納得行かない。
というわけで、ニックネームのほうでなく、場所名で行ってみた。
廊下・・・廊下のライトだけ消えた。
1階・・・ライト2つとも消えた。
どうやら、片一方の名前の認識がうまくできていないようだ。
終わりに
課題は一つ残ったが、無事に音声操作でライトのオンオフができるようになった。これで我が家もスマートホームである。
問題なくスムーズ・・・とはいかなかった。LED電球自体の登録でつまずき、Google Home本体への音声操作でつまずいてしまった。アプリ周りは多くのアプリを使い慣れて、ある程度推測して操作を進められる人なら問題ないとは思うが、人に聞かないと不安、という人はおとなしく詳しい人に頼ろう。
導入に関しては決してスマート・・・とはいえないが、導入後は世間一般でいうところのスマートホームの仲間入りだ。(その必要性があるかどうかは別として)
今回導入したPHILIPS HUEのLED電球だが、価格が高い!
普段電球買うことないので一般的な価格に疎かったのだが、他社のを見てみたら、あ・・・(察し)となってしまうほど。
調光機能とネットワーク周りの機能が付くとこれほど変わるものなのかと呆気にとられてしまった。それでも、別デバイスで一括した管理・操作ができるようになるならば、あの価格は納得せざるを得ないのかなと思う。
2017/12/11追記:ホワイトグラデーション単体だったら三千円弱だった。高いのはシングルランプ(おそらくフルカラー?)のほうだった。
それも今この時代だからこそだろう。他社からもこの手のLED電球とブリッヂに相当する端末が当たり前のように出てくる、そのブリッヂが全社共通なものが出てくる時代になれば、きっと価格も下がって導入の敷居も低くなり、一般家庭のあちらこちらで使われる未来が間近に迫っているものと期待する。
それまではスマートホーム未対応の電球でも擬似的に対応できる端末が世の中にはあるので、それらで実現するのもアリだろう。手間はかかるが、一度導入してしまえば、結果が同じであればそのご家庭では十分にスマートホーム化だ。もしかしたらコストの面でもそちらのほうが有利かもしれない。
その製品による方法とネイティブなスマートホーム対応の電化製品の方法のコストが逆転あるいは同等にまでなったとき、その時がきっと真のスマートホームの夜明けなのかもしれない。
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